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クルト・ヨース作品をお家で!
30日からのようですが、バレエ・ウェストが踊るクルト・ヨース振付の『緑のテーブル』が配信されています。
まさか!の嬉しい話。
バレエ・ウェストは2019年にバレエ・リュスの『ナイチンゲールの歌』の再現上も行うなど歴史的な作品の上演を積極的に行っている印象。
『春の祭典』を初めて再現した所フリー・バレエ団に居た方が芸術監督を務めていることが背景にあるようです。
ちなみに『緑のテーブル』はロルフ・ド・マレというスウェーデン貴族が世界で初めて、1931年にパリ、シャンゼリゼ劇場で開催した国際振付コンクールの1回目の金賞受賞作品。
そこから世界にはばたいた作品です。
それなのにロルフ・ド・マレも彼が主宰したコンクールもあまりに知られていないので、この機会に是非記憶にとどめて下さい。
そしてこのロルフ・ド・マレが主宰していたのが昨年結成100周年を迎えたバレエ・スエドワ。こちらでもあれこれご紹介してきました。
まとめて読みたい方はHP特設ページの連載もどうぞ。
https://naokohaga.com/ballet-suedois/
バレエ・スエドワのすべての作品の主役を踊った、マレの恋人でもあったジャン・ボルランが1930年にアメリカで死去したことを悼んで、その記念として結成されたのがこれも "世界初" の国際ダンス・アーカイヴ、アーカイヴの主宰で行われたのが初の国際振付コンクールなのです。(ちょっと入れ子構造見たいになっていますけれど)
バレエ・スエドワは19020~1925年だけあったバレエ団。
バレエ団が本拠地としたのがパリ、シャンゼリゼ劇場。そこをコンクール開催劇場としたのです。
そんなあれこれがあるこの作品『緑のテーブル』、今の時代に見てもちっとも古く見えないと私は思いますが、いかがでしょうか。
是非この機会にご覧になってみて下さい!
日本ではスターダンサーズ・バレエ団が昨年上演する予定でしたが、延期になっています。早く劇場で見られる日がくるといいですね!
バレエ・スエドワって?という方こんなトークもあります。
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