パリの大好きレストラン
パリはバレエの資料も公演も展覧会も多いので良く行く場所です。
パリ、と聞いて美食!と思う方も多いと思うのですが、夜は毎晩舞台をつい入れてしまうので、意外と質素な生活をしています。
でも美味しいものを食べるのは大好き。
ランチなら工夫すれば時間を作ることができます。
でもあまりに高級なお店は(もしかしたら今後変わるかもしれませんが)カップル単位のフランス文化、一人で・・・というのが難しいお店もあります。
そんな中で一人客も多く、気兼ねなく行かれて、シックで美しい内装とお料理が楽しめるお気に入りが "Le 68 Guy Martin"
インスタグラムでぼちぼち紹介していますが、コスメや香水はなくては生きられない。そんな中でも長年愛用品があるゲラン。
かのディアギレフが使っていた香水もゲラン、というご縁もあることに途中で気づいたり、愛着があるブランドです。
そのシャンゼリゼ本店の地下にあるのがこのレストラン。
一旦、ゲランのブティックに入って地下に降りるというアクセスの問題もあるのかいつも混まず、閑散ともしていない点もとても心地のいい空間。
ランチは意外にもそれほどお高くないので値段を気にせず頼んでも大丈夫。
そしてお料理はヌーヴェルフレンチ系で軽めですが、味はさすが、と思う組み合わせだったり、プレゼンテーションだったり。
そしてサービスの方もとても感じもよくて知識もあるので、メニュー選びの会話が楽しめるのも素敵。
近くにお勤めと思しき貫禄のあるおじさまや、美しいこれぞパリ・マダムと言った人達が一人、時に二人で来ていてエレガントな空間と空気が流れます。
デザートのコーヒーか紅茶はここは是非(以前こちらでもご紹介したかなと思うのですが)オリジナル紅茶を。
その時々で少し変わっているようですが、香水の名前のついたオリジナルブレンドはフランスのこうしたお店では多い着香茶なのですが、これが何とも美味しいのです。
デザートとどう合わせるかは色々できるので香りを聞いたり、時に試したりしながら選ぶのもとても楽しいひと時。
デザートの後におまけ(ウィンク付き)でライチが入ったグラスデザートがエクストラでサービスされたことがあるのですが、それがその滞在中では実は一番美味しいと感じたデザートだったこともあります。
気負わず入れるのに、エレガントで気持がよくて、買いたければ行きか帰りに化粧品や香水も買える素敵空間です。
ちなみにここの1階のBAさんはマダムが多く、かなりぐいぐい来るタイプが多い印象ですが、「貴方にはこれが似合うわ!なぜなら~」と自分の考えをしっかり表明してくれるBAさんとのやり取りは楽しくて好き。
エステもあるので行きたいと思いつつ、意外にもパリではエステは受けたことがありません。次回行かれたらそんな時間も作ってみたいとは思うものの、行くとどうしてもその分もう1本展覧会をと思ってしまうので、いつになるのかしら。
あぁ、いう綺麗で美味しい素敵な空間のランチ、恋しさばかりがつのります。
フランス革命記念日、そしてマクロン大統領がワクチン接種者でなければレストランも…という発表もあり、さていつ行かれるのか、26日からの日本のワクチンパスポートはまさかの紙は本当なのか、色々分かりませんが、早く行きたいですね。