オルセー美術館のビアズレー展をお家で。
2020年にオルセー美術館で開催されていたビアズレー展の映像がありました。
ビアズレーとバレエ?と思われる方が多いかもしれませんが、バレエ・リュスを主宰したセルジュ・ディアギレフがロシアで創刊した雑誌『芸術世界』でパリの新しい芸術として紹介した芸術家の一人がビアズレーという関係があります。
パリを訪れたディアギレフが版画を実際に購入し、雑誌に掲載したこともわかっています。
後にバレエ・リュスが『サロメの悲劇』(1913年)という短命に終わったバレエを上演した時のデザインにはビアズレーのサロメのイメージが色濃く反映されています。
このバレエ『サロメの悲劇』を振付けたボリス・ロマノフは1916年に初めて来日したバレエ・リュスゆかりのダンサー/振付家でもあるのですが、不思議なほど注目されることがありません。
日本のバレエ史の始まりにはバレエ・リュスとのつながりが色々あるのです。そんなお話しもまたどこかでできたら、と思います。
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