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祝100周年 バレエ・スエドワ
バレエ・スエドワの展覧会が予定通り10月25日からストックホルム、ダンス博物館で開幕しています。
COVID19禍でオープニングもレセプションもイヴェントも(音楽のイヴェントだけは数件開催予定ですが中止。
本来ならシャンゼリゼ劇場で上演されるはずだった『スケーティング・リンク』も8月に中止が発表されました。
ですが! 嬉しい事にWeb上ではシャンゼリゼ劇場のサイトにバレエ・スエドワのページができています。
踊るボルランにシャンゼリゼ劇場から出て来るダンサーたちなど珍しい映像も沢山。現在ストックホルム王立バレエ団の芸術監督ニコラ・ル・リッシュのインタビューもありますし、見ごたえのある資料です。
是非ご覧ください!
シャンゼリゼ劇場はディアギレフのバレエ・リュスによる『春の祭典』がこけら落としとして上演された劇場としても重要。
バレエ・スエドワ主宰者ロルフ・ド・マレはこの劇場を7年間の契約で本拠地として借り上げていました。
ですから、すべてのバレエ・スエドワの作品の初演地はこの劇場なのです。
そんな場所で上演される『スケーティング・リンク』、本当に見たかった。幻の作品です。
以前バレエ・リュス『春の祭典』100周年の夜が思い出されます。同じ空間でその時上演された姿に最も近い形での上演を見る事でしか分からないものがあります。今回もそれをバレエ・スエドワで味わいたかった。
COVID19禍で多くのものがWebに移行しても、舞台芸術のリアルはどうしてもその場が必要なのだと強く実感されます。
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