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2020年7月の記事一覧

空からの手紙 (3)

空からの手紙 (3)

ベッドに入ろうとした時、ピロンと通知音が鳴った。暗闇の中、慌ててiPadを引き寄せ開く。

想いが通じるってこういう事を言うのだろうか。遠い世界に行った人、二度と交わるはずのない瀬川君からのメッセージが目の前にあった。

「 寄付ありがとうございます。もちろん、渚ちゃんの事覚えているよ。僕の方こそ覚えていてくれて、協力してくれて嬉しいよ。感謝してる 」

「 良かった、瀬川君の活躍は知っていたの。

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