緊張との向き合い方⑤〜ラスト
緊張と向き合い方シリーズも最後になりました。
5つ目「本来の目的を思い出す」についてお話しします。
ここがハッキリしていれば日々の練習、相手とのコミュニケーションのとりかたも変わってくる気がします。
「なぜ伴奏をするのか、、、?」
このシンプルな問いに対して、以前は「音楽が好きだから」とか「上手になりたい」とか、ざっくりとした考えしか無かったですし、音楽が好きって気持ちがあればいいんじゃない?くらいでした。
今は、一緒に演奏する人と心と心が通っていることを感じたい!と思いようになりました。
一緒にいる時間が短かったとしても本音で会話できた時間って本当にかけがえのない、宝物のような時間だなぁと思うんです。
このことを意図するようになってから、発する言葉や練習の内容、伴奏合わせの内容、仕事の満足度がガラッと変わりました。
このようにして、ステージ上での恐怖が少しずつ軽減されていきました。
もちろん今も恐怖が無いわけではありません。緊張もします。
ただ、恐怖におののきピアノに向かっていた自分は、気づいたらいなくなっていました。
そして、日々の生活で自分の思いを少しずつ伝えられるようになっていました。
雑念が減り、感謝が増えました。
結果、生きやすくなりました。
皆さんの本当の目的は何ですか?