お悩み相談：「他人の期待に応える必要はある？ない？」
こんなご質問をいただきました。
先日、私が火曜日から金曜日まで開催しているランチタイムライブで、こんなご質問をいただきました。
以下、ご質問者様の原文ママ
こんにちは。毎日「私は他人の期待に応える必要はありません」とアファメーションを実践しています。ですがコンサル業ですとクライアント(他人)が私を評価することで、その成果が認められると思います。少し食い違いがあるように感じてしまうのですが、宮崎さんのお考えをお聞かせいただけないでしょうか？「こんな風に考えてみて！」というのがあれば是非。
本日のランチタイムインスタライブ（日本時間12/10 12:10~12:30、https://www.instagram.com/naoko_miyazaki_life_coach/）でさらに詳しくお話ししますが、それに先立ち、以下、簡単に回答の要点をまとめました。
１。プロとしてお金をいただくのであれば、お客さんに喜んでいただけるよう努力するのは当たり前
お給料をもらっている会社員であれば、上司やエンドユーザー（顧客）に喜んでいただけるよう、自分ができる限りのことをするのは当たり前です。このご質問者様の場合、コンサル業ということですので、クライアント様に喜んでいただけるようなコンサルをご提供するというのは、プロとして当然のことです。
２。ただし、「デビル」には要注意
今、拙著「無双のメンタル」を222冊無料でプレゼント中（残り80冊ほど）ですので、まだお読みでない場合は、ぜひ上記からお受け取りいただきたいのですが、私は、本の中で、人をざっくり、エンジェル、凡人、デビルに分けよとお伝えしています。
その詳細は本に任せるとして、ある一定数の割合で、こちらがどんなに努力しても、誠意を持って対応しても、文句しか言わない、モンスタークレーマーが存在します。カスハラですね。
もしそれが上司なら、パワハラあるいはモラハラです。
このデビルさんたちの目的は、あなたを傷つけることで、自身の癒えていない傷を一時的に癒すことなのです。なので、まともに対応してはいけません。
”傷ついている人が人を傷つける”
これについてはまた別の記事でお伝えします。
３。自分の中での線引きが大切
プロとして自分ができる限りのことをするのは当たり前のことですが、自分の中でここまではやる、これ以上はやらないという線引きを予め明確にしておくことが大切です。
例えば、大切なパートナーとレストランで誕生日を祝うことになってる夜に、残業を頼まれたら、あなたならどうしますか？
答えは人様々ですが、自分の中でしっかり線引きしておくことが大切です。
私なら素直に、
「すみませんが、今日はパートナーの誕生日でレストランの予約がしてあるので、残業はできません。明日でもいいのなら、喜んで明日やらせていただきます」
と伝えます。
カスハラが横行しているようであれば、個人レベルではなく、会社レベルで、「カスハラ行為」を定義し、対処法を決めておくべきでしょう。
４。つまりはこういうこと
他人の評価を気にする必要がないというのは、あくまでも、自分がプロとして誠意を持って出来得る限りのことをした上での低評価の場合です。なおかつ、その低評価が、全く建設的ではなく、明らかにただのイチャモンでしかない場合だけです。
５。具体的にはこういうこと
具体的な例でお話ししましょう。私は12年間元夫と一緒にソフトウエアの会社を経営していました。私達のソフトウエアは当時はアップルストアやヨドバシカメラ、Amazonなどでパッケージで売られていました。そして自社サイトではダウンロード版も販売していました。
ある時、Amazonにこんな書き込みがされていたのです。
「ダウンロード版を購入したが、シリアル番号（ソフトウエアを使用するために必要な番号）が届かない。この会社は詐欺だ。絶対買うな！」
ダウンロードご購入の画面には、１分以内にメールでシリアル番号が届くはずだから、届かなかったら、メールアドレスが間違っていなかったか確認、迷惑メールボックスを確認、それでも届いていない場合は、サーバーレベルでブロックされて届かなくなっている可能性があるので、カスタマーサポートに連絡してほしいと表示してありました。公式サイトにはしっかり、お問い合わせ先が書いてあり、カスタマーサポートのメールアドレスと電話番号が明記してありました。
この書き込みをしたお客様が、私達の会社のカスタマーサポートにコンタクトした形跡はありませんでした。いきなり詐欺だと思い込み、Amazonに投稿してしまったのです。そしてAmazonのレビューには、商品の提供側がリプライする機能がありません。つまり私たちは泣き寝入りです。（今はAmazonにレビューが不適切だと訴えることができるようになっているようですが）
私たちは、世界中の何万人というお客様に向けてソフトウエアを販売していたので、１万に一人くらいはこのようなハヤトチリな（私たちには大きな迷惑な）お客様がいるのです。
残りの9,999人のお客様たちは大変喜んで弊社のソフトウエアを使ってくださっていたので、1万人に一人このようなお客様がいるからといって、落ち込むことは不要です。
６。続きは本日のインスタライブで
つづきは、本日のランチタイムインスタライブ（日本時間12/10 12:10~12:30、https://www.instagram.com/naoko_miyazaki_life_coach/）で。