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ありのままの自分、理想の自分、本当の自分
私は、自己肯定感を
「ありのままの自分を無条件に受け入れて愛すること」
と定義しています。
今週から日本のランチタイム(火曜〜金曜、12:00〜12:20)に日替わりでインスタ、そしてYouTubeでライブをしていますが、こんなご質問をいただきました。
以下、ご質問者さまMさんの原文のまま:
自分のことを好きになり、鋼の自己肯定感を身につけるためには、ありのままの自分を無条件に受け入れ愛し好きになることは大事だと思います。
ですが、ありのままの自分と、自分の理想像とはまた違うと思います。
自分より理想像に近い他人がいた時、劣等感や無力感を感じてしまう場合にどのように自分を肯定すれば良いでしょうか?
昨日のインスタライブでは、旅を例に挙げて、回答しましたが、少し言葉の定義をしたいと思います。
【ありのままの自分】今現在の自分。過大評価でもなく、過小評価でもない、今現在の等身大の自分。自分の正確な現在地。
【理想の自分】なりたい自分。物理的にあるいは精神的にこうなりたいという自分。自分が辿り着きたい目的地。
【本当の自分】無限の可能性を秘めたなんでもできる自分。恐れではなく愛に満ち溢れた自分。現在の【ありのままの自分】が自分にかけているネガティブな制限をすべて取り除いた自分。【理想の自分】にラクラクなれる自分。
今、組織での「心理的安全性」の重要性が叫ばれています。単純作業を繰り返すだけの機械的な仕事であれば恐れを利用して厳しく叱責して働かせるという昭和のやり方でもいいのですが、VUCAの時代、答えがない時代はそれが通用しません。創造性を発揮するには、恐れがない心理的に安全な場所が必要であると、脳科学的にも証明されています。
ありのままの自分を否定している状態、今の自分はダメだ、失敗は許さないと思っているとしたら、それは、自分で心理的に安全ではない状態を作ってしまっているようなものです。
「失敗しても大丈夫、間違っていても大丈夫、とにかく挑戦してみて、ダメだったら改善すればいい」このように自分に対して心理的に安全な状態を作ることで、【本当の自分】が顔を出し、【理想の自分】へと導いてくれるのです。
ご質問者さまのご質問に戻ると、ありのままの自分を受け入れて愛することと、理想の自分に近づくことは相反することではなく。むしろ、理想の自分に近づくためのファーストステップとしてありのままの自分を受け入れて愛してあげて、心理的に安全な場所を自分の中につくることが大事なのです。
劣等感や無力感については、昨日のライブでお話ししましたが、少し別のテーマなので、次回のnoteの記事でお話ししますね。