「買いやすさ」は売れる要因の1つ

店舗のないお菓子屋さんは、リスクは少ないですが、その存在を知られるまでに時間がかかります。
よって、売れるようになるまでにも時間がかかります。

作る場所を確保するのも大変ですが、売る場所を確保するのもなかなか大変なのです。
自分でお店を作ることができないなら、どこか場所を借りて販売するしかありません。
ということで、1dayカフェだったり、棚を借りて販売したり、道の駅のような場所に手数料を払って販売してもらったり、マルシェに出したりします。委託販売だと手数料は3割が普通だと思います。

ところで、販売においては「買いやすさ」というのはとても重要です。
買いたくても、時間的に買えないとなかなか売れません。

例えば、レンタルカフェや、棚を借りて販売する場合でも、お店が空いている時間が12時~17時くらいだと、お客様は少ないでしょう。有閑マダムか子育て中で仕事をしていないママくらいしか時間的に買いに行けません。

私はレンタルカフェで販売していた時は子供が帰ってくるまでの時間、と思い11時~16時にしていました。
超ド田舎ということもあり、客足はなかなか伸びませんでした。

拠点を自宅のある市に移し、A型事業所の場所をお借りして販売していた時は同じ時間帯でしたが、やはりお客様は多くはなかったです。
そこは以前は人通りの多い場所でしたが、バブルがはじけすっかりさびれて人通りもかなりまばらなところでした。
それでも、その頃にはファンの方がそれなりについていてくださっていたので、売り上げはまあまあでした。

空き家になった祖母の家を工房にし、そこで販売をするようになって時間帯を16時~19時にしました。
たった3時間ですが、仕事帰りにお客様が寄れるような時間帯にすると、お客様はとても増えました!

それでも、月に2,3日しか販売しないので「なかなかタイミングが合わない」と言わています。お客様にはご不便をおかけしております(ごめんなさい)

このほかに、出張販売もしています。
これはとても好評です。なかなか買いに行けない人にとっては職場まで売りに来てくれるので、買う気のない人でも1個くらい買ってみるか、という感じです。

あなたは「買いやすさ」を考慮して販売していますか?
それを考えると、きっと売り上げも伸びてくるはずです。


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