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Maker Faire 2021の出典作品を在宅医療の現場に応用する

Maker Faire 2021をハッシュタグで検索

Maker Faireなるものが開催されていたことを知り、twitterのハッシュタグ#MFTokyo2021でツイートされていた作品を見てみることに。
面白いものが盛り沢山で、子どもが出展しているコーナーなどもあり来年はぜひ子どもたちを連れて参加したいなぁと考えました。

Maker Faireについての説明はこちらを参照

Maker Faire(メイカーフェア)は、地上最大のDIYの展示発表会。家族で楽しめる、発明と創造が一杯で機知に富む人々が集うメイカームーブメントのお祭りです。
その一部はサイエンスフェアのようであり、一部はカントリーフェアのようでもあり、そしてまったく新しい何かでもあるMaker Faireは、あらゆる年齢の技術愛好家、クラフト作家、教育者、物をいじくりまわすのが好きなティンカラー、ホビースト、エンジニア、サイエンスクラブのメンバー、作家、アーティスト、学生、そしてビジネスを行う出展者が参加します。彼らは、自分が作った物を見せるために、そして自分が学んだことをシェアするためにMaker Faireに参加します。

自分なら何を作るか考えるには武器が少ない

さまざまな出展がある中で、自分なら何を作れるか考えてみるにはできる技術が圧倒的に足りない、、
先日APIをつなげる基礎について学び、「オンライン診療はヘルステック領域に影響を与えたのか」というQiita記事を書き、今はこれに加えてLINE Botについて学んでいるところ。来週には「obnizを用いたIoTの基礎」を学ぶので、そうなるとできることも増えるかなぁと想像。
まずは、自分で作れるかどうかは別にして、今回のMaker Faireで出展されているものを在宅医療の現場に応用すると何ができるかについて考えました。

車椅子生活の人の運動不足を解消する

画面に触れると音楽と映像が反応し楽しめるという作品。アプリなどダウンロードしなくてもすぐに使えるので、まずは触ってみて欲しい。楽しくてやめられなくなってしまう中毒性もあり、これなら楽しみながらリハビリができるのではないかと考えました。

在宅医療だと車椅子の方がたくさんいらっしゃいます。
歩ける方だと歩くことで筋力も使うしリハビリも頑張るという方が多いのですが、一旦車椅子になれると車椅子が楽なのか歩く・立つということをしなくなり一気に筋力が低下していくという方がとても多いです。また、車椅子だと日中は足をおろしっぱなしになるため、下肢がパンパンにむくんでるって方も少なくありません。「筋力つけるためにも足踏みしてくださいね」って声をかけても、言ったその場ではやってくれますがそれを普段からやってくれる方はほとんどいないのが実際。何かいいリハビリ道具はないかなぁと思っていたので、この「touch:waves」が踏んで反応してくれるなら車椅子の方でも楽しんでリハビリができるのではないかと考えた次第です。
体を動かすことが認知症の発症と進行を遅くすることはこちらの記事も書いています。体も頭も使わないと弱る!

パーテーション越しの会話をスムーズにする

もう一つの作品はこちら。
割とシンプルな作りだと思うんですけど、これはすぐに在宅医療の現場で使えそうです。
特に施設での在宅医療だと用意してくれている透明のパーテーション越しに診察をすることが多いんですが、多くの患者さんが高齢者ということもありただでさえ耳が遠いところにパーテーションで区切られているものだから大声で叫びながらの診察になっています。叫んでも聞こえず、患者さんの隣についてるスタッフさんが患者さんの耳元で私の言葉をくりかえしてくれることもしばしば。このパーテーションがあれば、スタッフが横についていなくてもコミュニケーションが取れそうです。
パーテーションともう一つ障壁になっているのが特に認知症の人で見られる注意障害。注意障害によって、見たり聞いたしする力が残っていても注意を向けていないと知覚ができないということが起こります。マスクをしていると口の動きが見えないので話しかけられているいるということがわからず、話に反応しないということも起こります。これに対応するためには、パーテーション部位にプロンプターのように話している文字が表示されると、よりコミュニケーションが取りやすくなると思います。

今回は出展されているものの現場への応用を考えましたが、来年Maker Faireが開かれる頃には自分で作りたいものを作れるようになっていたい!

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