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実は縁起物

さて
なぜ、清水の宿屋に明治のころの番付表があったかというと
その一つの理由が「番付表が縁起物」であるから、です

これは、知りませんでした

ですので、「縁起物」としても、その方は私にくださったのです。

なぜ大相撲の番付表が縁起物として使われるのか?
その理由はネットにも紹介されていますが、一部、こちらでもあげてみます。

*家内安全として・・・・・悪物を退散させる
番付表を玄関に掲げておくと、強い力士の名前が並んでいるので悪者が家の中に入れない。悪者を退散させて家内安全となる。

*縁起物として・・・相撲を「取る」から
相撲の「取る」に預掛け、資格を取る タイトルを取る 指揮を取る 仕事を取る 嫁を取る 病気を取る・・・等から縁起物担ぎとしている。

*縁起物高いとして・・・商売繁盛
番付表の書体は根孝流で、文字が隙間なく書かれていることから 千客万来、立錐の余地なくお客を招きいれたい。
また、心持ち右上がりの字体から縁起を担いで、商売運が上がり商売繁盛を願う縁起物としている。

*火除けとして・・・お守り
江戸時代の番付表は、当時の火消しが身につけた半纏(ハンテン)の生地に染められた事から「火除け」のお守りとされている。番付表の紙は、燃えにくい和紙でつくられているので「火除け」のお守りともされている。


ちゃんこ屋さんならいざ知らず、定食屋さんでも番付表が貼ってあるお店を見かけると、
「あぁ、ここはテレビも置いてあるし、お店の人がお相撲が好きなのかな?」
とか思っていたのですが、お店をやるようになって「縁起物として張っていた」可能性を初めて知りました。

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