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感情が終息しない時
加藤シャンティ徳子さんは著書「現実は脳ではなくハートでつくる」の中で、「感情の果たす役割」は、感情を引き起こす原因に気づくためのもので、感情を引き起こす原因に気づくための最初のステップは、
その感情に気づき、その動きを止めたり、抑え込んだりすることなく、ただ感じる
なのですが、この段階でつまずくこともよくある、と説明されています(p290)。
感情が終息しないときは
①感情を感じているときに“新たな考えを投入している”
②蓄積した感情がある
のどちらかだと、説明されています。
②の“蓄積した感情”は、感情の奥に、その感情を起こしている“元の感情”があったりします。
①の“新たな考えを投入している”は、意識的に“止める”ことができます。
グループでシェアしているときも
「感情を感じていると、その時の出来事を思い出して・・・」
という声をよく聞きます。
自分にとってショックな出来事があり、それに対して感情が起きた時に、そのショックを埋めたり、慰めたり、癒そうとして、頭で思考を作り出してしまいますが、これが“エゴマインド”になっていくのだと思います。
感情を感じきるとき、感情と向き合うのを避けようとして、エゴマインドが
「自分は悪くないよ」
「どうして自分がこんな目に合わなきゃいけないの?」
と、考えで感情を鎮静化しようとする脳の動きが、結局は、感情を感じ切ることを阻害し、なおかつ、新たな“エゴマインド”を作り出すことになります。
加藤シャンティ徳子さんの「ハートの論理モデル」では、「感情」と「マインド」は別のレイヤーとして表現されているように、“一体のもの”ではないと捉えられています。
感情が起きたら「Don't Think. FEEL!」なのですね。