方言ミステリー
私のヨメさんは関東の生まれ
ですが、ご両親は東京出身者ではありません。
そのためか、ときどきヨメさんの話す言葉には、ご両親の出身地の方言が混ざっています。
お店のお客様には土地柄のせいか、ヨメさんの母と同じ長野県出身の方が多いので、長野弁でひとしきり盛り上がることがあります。
そのひとつが「ずくなし」。この言葉は長野県出身者の間ではかなり話が弾みます。
そんなヨメさんが日常的に使う方言のひとつ。
ヨメさんの母が子供の頃から使っていたと言っていた方言を長野県出身者に振ってみると、「それは使わないなぁ・・・」と。
長野県出身の方はご存知なのですが、長野県もいろんな場所があるので・・・
と思いきや、南も北も東も西も使わないといいます。
あるとき、ヨメさんの母のお姉さん夫婦がいらっしゃったとき。
さすがに同じ場所で育っている関係ですから当然知っていると思いきや、
「言わんよねぇ・・・」
ということで、この言葉はヨメさんの母の子供の頃に学校で流行ったギャル語みたいなものかな? との結論に至っていました。
ところが
ところがなのです。
あるお客さまに何気にその言葉を振ってみると
「あぁ~、〇〇のことでしょ?」
と通じるのです!
その方の出身地は愛媛県。
そう、ヨメさんの父の出身地に近いエリアの方言だったのです。
実はなんと愛媛弁だったその言葉とは「とんさき」。
“先っぽ”とか“先端”という意味で使われます。
ヨメさんの父の言葉がヨメさんの母にうつって、いつしか子供の頃から話していたと思うほどに自然なものになったいたようです。
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