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#014 【進化系】パッカブルトートバッグ FAST PACK TOTE /進化2_カラビナ付きマグネットジョイント

〈はじめて読んでいただく方へ〉
アクセスありがとうございます。独立して起業、自分のブランドを立ち上げるまでの話を、1話から連続して書いています。途中から読むと少し分かりにくい点もあるかも知れませんが、その際には過去を遡りながら読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

〈今回の話〉
前回、書いていた< FAST PACK TOTE >に関して、クラウドファンディングで資金調達に成功して、商品化できることが決定しました!今回は、どんなバッグを作ったのか?の後編です。
(*書きたいことがたくさんあって、いつもの2倍くらいの長さになってます。)

前編をまだ読んでいない方はこちら ↓↓ もよろしくお願いします。


クラウドファンディングも順調に達成率115%
まで増えてきています。応援と、そしてご支援してくださった皆さま、本当に有難うございます!
そして、ご検討中の皆さま、初回特典付きの先行予約枠がまだありますので、この機会に是非ご支援をお願いいたします!

今回は、前回に引き続き< FAST PACK TOTE >について、2つ目の『進化』(だと私が思っている)について書いていきたいと思います。

進化2

カラビナ付きキーホルダーとマグネットジョイント

< FAST PACK TOTE >は、この付属パーツがあることでさまざまな場所に取り付けることができて、そしてストレスなく瞬時に着脱が可能です。相手がバックパックでも、トートバッグでも、サコッシュでも、スマホショルダーでも取り付けることができて、取り外しも連結も「カチッ」と一瞬で出来ます。

カラビナ

前回書いた、丸型巾着ポーチができて暫くは、カラビナのみでバッグやスマホショルダーに取り付けて使用テストをしていました。それはそれで構造もシンプルだし、見た目もアウトドア感が出てよかったのですが、わずかに使いにくさがありました。

取り付けていたのがミニカラビナだったこともあり、ロックを外す時に指を挟んだり、レジ前で慌てているとなかなか外れなかったり、、
なにかこう、もっと使いやすくできる気がしていました。

そして、このような僅かなストレスが毎回あると、段々使わなくなるような気がしたのと、出来るだけストレスがない利便性の高いプロダクトにしたかったので、これは改善したいと考えていました。

マグネットジョイント

どうしたら、着脱のストレスがなくなるのか?
ベルクロ、スナップボタン、プラパーツ、さまざまなカラビナを試してみたのですが、しっくりくるものがなかなか見つからなかった時に、自分が使っているベルトがマグネットジョイントだと気づいたのです。

近づけるだけで「カチッ」とはまり、特定の方向に引っ張ることでロックが外れる画期的な仕組みのマグネットジョイント。

動力がないのに永久に引っ張り合うマグネットの持つ「磁力」にはもともと、文字通り引かれるものがあったし、これは良さそうだと思いました。

マグネットジョイントを調べたところ、ドイツのパーツのメーカーの製品であることが分かり、そう言われてみれば、街で見かけたギアやアパレルに使われてたような気も。

日本の代理店を調べてホームページの問い合わせからメールを送ったところ、会社に来てもらえればサンプルをお見せできますとのことだったので、すぐにアポイントを取りご訪問。こちらが何の実績もない個人事業主にも関わらず、丁寧にご対応とご説明いただき、仕組みやバリエーションを概ね理解しました。

いろいろと試したかったので、気になったものを一通りサンプルとしてオーダーして、後日入手して、工房(と呼んでいる自宅)に持ち帰りテスト。どの方向に引っ張るとスムーズに着脱できるのか、どの資材(テープ、コード、布)と組み合わせるのか、どれくらいの強度があるのか等。

数日、マグネットジョイントのことばかり考えていて、朝から晩までカチッカチッカチッカチッと着脱を繰り返していました。時に、いつもは協力的な家族からも「うるさい」と言われる場面も(笑)

そして、中でも最もシンプルで、丸型着ポーチとも見た目の相性の良い、円形のマグネットジョイントで課題をクリアできるのではないかと方向性が決まりました。

ただ、この時点では、円形のパーツをショルダーストラップの先端に括り付けるという方法で、受け側をキーホルダー化するところまではいっていませんでした。

カラビナとマグネットジョイントの融合

また暫く、マグネットジョイントで試作テストをしていました。

ある日、友人に試作バッグを見てもらった時に、こう言われました。
「このマグネットの仕組みはとても便利だと思うけど、私が普段使いしているトートバッグの内側にも取り付けられるように出来ないかしら?

なるほど!と思いました。

オプションのショルダーストラップも良いけれど、汎用性を高めるためには、一人ひとりがそれぞれ持ち歩いているバッグにアタッチメントできるような仕組みがあった方が良いのだと気付いたのです。

そこから、キーホルダー付きマグネットジョイントのアイデアは生まれました。最終的にまとまったこの形状は、いかに使い勝手を向上させられるかを考えた結果、行き着いたデザインなのです。

構造もデザインも極力シンプルにまとめること(引き算のデザイン)と、とにかく使い勝手を向上させること(ストレスのない利便性)、この2つを軸をしっかり守りながら、新しい形が出来上がったと思っています。

それが、2つ目の『進化』(だと私が思っている)のストーリーです。

この仕組みは本当に便利だと思うし、これを発展させた第二、第三のプロダクトも検討を進めています。また、そう遠くない未来に、その辺りのお話もnoteでご紹介できればと思っています。

〈お礼〉
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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