#13 JTF翻訳祭に参加して
こんにちは、なおきまです。
10月27日に日本翻訳連盟(JTF)が主催する、JTF翻訳祭2023及びその懇親会、JTFほんやく検定1級取得者表彰式に参加させていただきました。
11月半ばまでオンライン講演もあり、現在はアーカイブを視聴期間です。
そこで、備忘録を兼ねてnote記事に感じたことをまとめておこうと思います。
参加の背景はJTFほんやく検定1級取得者に送られる、翻訳祭+懇親会の招待メールが届いたことでした。
これからの通訳翻訳の業界のことを知るにはとてもいい機会と考え、金曜日でしたが調整の末に午後の基調講演から参加できました。
基調講演では、日本語学者の金田一秀穂先生が「翻訳の可能性」について講演されました。
言葉に宿る、意味やニュアンスだけにとどまらない「気配」。
これを表現することはできるのか?
大いに考えさせられました。
おそらくこの「気配」という言葉、会場の多くの方の印象に残ったことでしょう。
そんな気配がしました。
その後「翻訳会社は翻訳者のココを見てる!」のセッションを聴講しました。メールでのやり取りが中心だからこそ、「人と人が仕事をしている」という意識と、互いに敬意を払えるような関係作りが大切だと感じました。もちろん、これは翻訳に限ったことではなくあらゆる業界に共通すると思います。
現地参加は上記2つのみでしたが、アーカイブで視聴できたので大変助かりました。
懇親会では翻訳会社様、翻訳者の皆様と中心にたくさん話をすることができました。翻訳祭も懇親会も活気に溢れ、SNSで繋がっていた方にも初めてご挨拶できたりと、現地開催の意義を強く感じました。
今回はコロナ禍で開催できなかった数年分の合格者が集まり、計10名以上が表彰されました。後から知りましたが、過去79回の開催で1級の取得者は日英で約160人、英日で約250人ほど。大変光栄な評価をいただけたことに改めて身の引き締まる思いです。
結論、行ってよかったです。
モチベーションも上がり、もっと実力をつけたいと思い、翻訳の通信講座を新たに取り勉強を始めました。
現在は通訳学校の同時通訳科に在籍しているので中々ハードですが、しっかり両立したいと思います。
翻訳と通訳は全く違う技術ですが、どちらもやることは相互によい影響があると感じています。
そして英語である以上、私が常に大切にする語彙、文法、構文、発音、背景知識の基本5項目がその技術の根底にあることは変わりません。
これからも引き続き、基本を大切に取り組んでいこうと思いました。