#19 全ての単語を”pen”にしよう
This is a pen.
こんにちは、なおきまです。今回は「全ての単語を”pen”にしよう」という風変わりなタイトルで記事を書いていきたいと思います。
皆さんは「pen」と聞いて何を思い浮かべますか?
マジックのような太めのペン
サインペンのような細めのペン
ボールペン
それぞれがイメージするペンがあると思います。
そこには、「pen=ペン=細長い棒状の書く道具で…」とわざわざ「ペン」という単語の意味を思い出す過程はなかったと思います。
これが今回の記事の意図であり、私が英語学習をしていて目指すものの1つです。
なるべく多くの英単語を「pen」と同じくらい、見た瞬間に意味とイメージが想起される。そのような状態にしよう!ということです。
単語帳で3秒以内で意味を思い出そう。
いや1秒で。
いやいや0.1秒だ!
よく聞きます。
私の考えはこうです。
「意味を思い出さなくなる」
思い出すのに1秒かかる単語を会話に入れようとしたら必ず途切れます。
0.1秒もかけていたら思考が途絶して構文や話の流れが乱れます。
「考えながら話す」というスピーキングの頭の使い方をするならば、これでは本当の意味で「運用語彙になっている」とは言えないと考えています。
意味を思い出さなくなる。英語を見て日本語ではなくそのイメージが脳裏に広がるのが理想です。
同じ意味の日本語の単語を見ているのと同じ状態ということです。
penだけでなくdogやappleなどもそうですね。これらの単語を見て理解するのに、多くの人は「犬」や「りんご」という言葉を経由しないでしょう。
これと同じで定型的なフレーズや文も、「This is a pen.」のごとく脳に染み込ませます。
・stage a protest
・unrestricted access to ---
・unilateral attempts to change the status quo by force or by coersion
これらも「This is a penレベル」に落とし込みたいところです。
スピーキングの本質は「考え」の伝達とコミュニケーションです。
少し極端かもしれませんが、話す時に単語を思い出したり構文を思い出したりなんて、脳の作業メモリがもったいないと思っています。
思考のなるべく多くを「内容を考え、筋道をまとめる」「そのために適切な言葉選び、構成決めをする」ことに費やし、いい内容を伝達し、コミュニケーションしたいものです。
(※「最適な言葉を選ぶ」ことと「英語力の問題で語彙を思い出さなければならない」ことは全く別物です)
ただこれは、「そうならなければその言葉を使ってはいけない」などと言いたいわけではありません。
実際これは母語でも完璧にできるシチュエーションは多くないと考えています。
最初からできるわけがありません。
たくさんの練習と実践が必要です。
でもいつか出来るようになります。
多くの単語を「pen」のごとく、脳に染み込ませる。
多くの英文を「This is a pen.」のごとく、自然に使いこなす。
これを理想とし、完璧主義に陥り過ぎず完璧を目指すという、精神的に余裕を持った英語学習こそ楽しく刺激的で、自分を成長させてくれるものだと考えています。
高い目標ですが、「そのくらい目指してもいいんじゃない?」という目標だと思っています。
私も全然完璧ではないですが、自分の理想像に向かって取り組みを続けていきたい。
そういう意味での「This is a pen.」でした。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。