ズボラ日記11回目 精神の病の本質について
よく肝臓は沈黙の臓器だとか言われるが、1番沈黙の臓器は脳でしょうと思う。
精神疾患を患ってみて分かる、「自覚症状」を覚えることの難しさ。
お腹が痛いとか頭が痛いとか寒気がするとか
そういう症状が出たら病院に行けばいいが
夜なかなか眠れないとか会社に行こうとすると気が重くなるとかメールを見たり電話を取るのが嫌で嫌で仕方がないとか
こういう症状で
「よし病院に行こう」
と気軽に精神科に行って薬を貰って2〜3日休むかーぁとはならない。
でも一度なって見てわかる
多分、風邪引いたくらいのノリで
初期症状のうちにこんな感じで病院に行くなり、温泉旅行にでも行くなりして治すみたいな行動をとった方が良い気がする。
精神病は心の弱さからなるもんじゃない
一括りにしない方がいい
脳の機能が正常じゃなくなる状態なわけだけど
身体の昨日が正常じゃなくなる原因に
内側からくる「病気」
外側からくる「怪我」
2つがあるように精神病もまた「病」と括られるけど
「病気」と「怪我」の2つあると思うのだ。
あれこれ考えて悩んで不安でとか怒りや悲しみで機能がおかしくなるのが「病気」であるならば
激務や心無い言葉、裏切りなどによって心が傷つけられたというのは「怪我」だろう
美味いもん食って日光浴びて運動するみたいなのでは治らない。日々の(心の)健康維持には効果があるだろうが、病気や怪我というのは得てして放置しておくとどんどん進行して深刻な状態になっていくもの。
僕の場合は思うに10年くらい心の悪性腫瘍がどんどん育っていってたらしい。部下からのパワハラというのはあくまでもきっかけの1つにすぎない。
新卒で入った会社時代からして、理不尽な激務、サボって仕事を全部私に押し付けた先輩、理不尽な婚約破棄、理不尽なパワーマネジメント無能上司、取引先の違法な労務提供の強要。私は休むことなく耐えた。
転職先では社長と役員が会議中に女の子に手帳やらプリントを投げつける暴力行為を目にしたし、自分もネチネチとしたイジメの標的にされそうになった。次の転職先では学習障害を持つ同僚の世話係を押し付けられたり、私の仕事に後から乗っかってきて利用しようとする魂胆がミエミエのおっさんに擦り寄られたりした。7年ほど月のお小遣い2万円で耐え続けた結婚生活も限界が来て離婚した。
我ながらよく頭がおかしくならなかったなとつい最近まで思っていたが
なんてこたぁない、前からおかしくなっていたことに自分が気づいていなかっただけだ。
些細なことで頭に血が上ったり
悪夢をよく見たり
ちょっとしたことで悲しさや不安で泣きそうになったり
実力以上に自分をよく見せようと頑張りすぎたり
こういったことは「感情の浮き沈み」や「性格」ということで処理してしまいがちだ。
でも違う。
これらは脳が正常に働いていない証拠だよ。
もちろん性格的なものもあるかもしれないけど
こういう事に悩んでいる人は、疑ってみてね。
心穏やかに暮らすということは、すごく大変なことなんだ。
健康な身体を維持し続けるのは大変だよね?
食事や運動もそうだけど、みんな風邪引いたりするし、お腹壊したりするし、転んで怪我したりする。包丁でちょっと指切っちゃったりもするし、物を落としてぶつけたりもする。
健康な心を維持し続けるのも同じくらい大変なんだ。
風邪ひかない、お腹壊さない、体重増やしすぎない、転ばない、モノにぶつからない
長い生涯の中で、1度も病気も怪我もしないなんて、そんな『アンブレイカブル』のブルース・ウィリスみたいなこと難しいよ。
感情の起伏や闇落ちの感覚がいつもより大きく出たら、早めに休もうね。
おぢさんみたいに、取り返しのつかない失敗しちゃだめだよ。
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