福岡マラソン2024を振り返る
先日、福岡マラソンに参戦してきたのでその振り返りをしようと思う。
過去の記事を読んでいただいた方はご存知かもしれないが、僕にとってフルマラソンは今回が3回目。ホノルル、ゴールドコーストに続き、日本では初めての挑戦だ。
ちなみに、この「日本では初めて」というのは半分ネタみたいなものだ。嘘ではないけれど、福岡マラソンの話題になるたびに、
「マラソン?フルは3回目だけど日本では初めてだね。海外でしか走らないって決めてたからさ」
なんて調子で、なんかちょっとヤな奴ぶってふざけてた。
しかし実際に走ってみると、福岡マラソンはこれまでの海外マラソンとは全く違うものだった。今回はその違いを中心に、海外マラソンとの比較をテーマに話を進めてみる。(つまり、なんかちょっとヤな奴の、なんかちょっとヤな記事である)
国内マラソンの良いところ①:コンディションが整えやすい
今回の福岡マラソンで特に良かったと感じたのは、次の3つだ。
① 家からスタート地点まで徒歩10分。
② スタート時間が8時台とゆっくり。
③ 前日や当日の食事調整が簡単。
まず、①については僕がたまたま天神近くに住んでいるおかげだが、スタート地点まで一切気を使わなくていいのは本当に楽だった。睡眠もたっぷり取れるし、ストレスフリーで当日を迎えられる。
そして③についても、海外では現地の食材に頼らざるを得ない中、日本では好きなタイミングでおにぎりやお餅(エネルギー食)を用意できる。この違いが身体のコンディションに与える影響はかなり大きいと感じた。
こうして準備を整えて挑めるのは、国内マラソンならではの魅力だと思う。
国内マラソンの良いところ②:友人の応援が沁みる
今回の福岡マラソンでは、フルでは初めて沿道に友人が応援に来てくれた。それが思った以上に心に沁みた。事前に「応援に行くね」と言ってくれていた友人もいれば、サプライズで現れた友人もいた。
彼らの姿を沿道で見つけた瞬間、
「おぅわぁweaafhaefwaslkfa!!!!!!!!」
(訳:ぅぅぅ嬉しい!!!!!)
と、何か言葉にもならない奇声が出てしまった。おそらくかなり大きな声だったと思う。とはいえ、レース中なので立ち止まって感謝を伝えるわけにもいかず、泣く泣くその場を駆け抜けた。
彼らの応援がどれほど励みになったか、終わってから改めてじわじわと実感した。
国内マラソンの良いところ③:仲間との出場
これまでのマラソンはいつも単独での挑戦だったが、今回は10人のチームメンバーと一緒に出場した。これが実に楽しかった。
チームでのエントリーは心の支えになるだけでなく、負けたくないという良い意味でのライバル心も芽生える。「コソ練だコソ練だ」とからかわれたり、タイムを謙遜する仲間がいたり、発破をかけてくる仲間がいたり。ふざけ合いながらも励まし合うコミュニケーションは、練習期間から楽しいものだった。
レース当日は全員が無事に完走。メンバーそれぞれ年齢も練習時間も異なる中で、この結果を共有できたのは、心から嬉しかった。(マジで)
まとめ
そんなわけで、今回の福岡マラソンは、国内ならではのメリットがいっぱいのレースだった。ただし、肝心のタイムは過去最低の4時間半(笑)。調整のしやすさや仲間・応援者の存在が、逆に僕の心を油断させてしまったのかもしれない。マラソンはメンタルのスポーツだと改めて思い知った。
それでも、今回のレースで感じた温かさや愛情は、これまで以上に大きなもので、僕にとって過去一幸せなマラソンだった。
そして、「応援する側も想像以上に楽しかったよ!」応援に来てくれた友人たちがそう言ってくれたのが、特に印象的だった。
マラソンは、選手全員が前を向いて、自分のベストを尽くしてゴールを目指している。その姿が作り出す、ポジティブなオーラに満ちている空間だ。そして、応援する人たちも選手たちの背中を押そうと温かい言葉をかけ続けている。海外の球技スポーツで見られるようなブーイングは、まず存在しない。42.195kmにわたるコースが、そんな前向きで温かいエネルギーで満ちているのだ。
だからこそ、応援に来てくれた友人たちが「楽しかった」と感じるのも、ある意味で当然だったのかもしれない。
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最後に、先述の内容と重複しますが応援に来てくれた方に心から感謝を伝えたいです。沿道でかけてもらった声や笑顔が、どれほど大きな力になったか、その瞬間の温かさと力強さは、走る中で何度も何度も心に響きました。
今回でフルマラソンは3回目ですが、こんなにも人の温かさを感じながら走れたのは初めてでした。新しい発見と体験、忘れられない幸せな時間をいただきました。本当にありがとうございました!!!!!!!
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おしまい。
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