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クラウドに優しい世の中になったなと感じたこと

 コロナウイルスの影響だけとは限りませんが、世の中、クラウド環境での情報システム開発、運用が増えてきました。昔は、オンプレミスだと法令点検で年に1回は止めなきゃいけないけど、クラウドは24時間365日使えるなんて言っていましたが、色々なところからやり直して欲しいなと思います。
 今回は、クラウド環境がダメだ!ではなく、クラウド環境の障害に優しい世の中になったなと感じたお話です。

1 クラウドって24時間365日稼働できません!

 そもそも、どこの会社のクラウドでも何らかの障害は発生します。障害の大きさは人の考え方にもよりますが、年に1回くらいは大規模な障害があります。クラウド事業者だって、SLAみたいなものがあり、100%稼働保証などしていません。仮に99.99%の稼働率だとしても年間でも約52分の停止はあるということです。なので、ちょっとくらい障害が出ても色々責め立てはいけないのです。
 情報システム部門では、オンプレミスからクラウドにシステムが移って寂しくなることもありますが、これで障害が出てもサーバ室やデータセンタに行かなくて良いと思うと同時に、もうユーザから責められることはないと一安心したものです。でも、クラウドがおかしくなる度にユーザから苦情を頂きます(前よりは気が楽ですが)。

2 クラウド障害の場合はどう答えればよいのか?

 一番簡単なのは、おかしいと思ったら、Twitterで騒いでいるので見てねという話です。Twitter内ではみんなで仕事が停止し、お祭りのように喜んでいます。オンプレミスだった今までは、社内でお祭りになったことがありません。文句が出るばかりでした。やはり、規模が小さいからなのか、社外なのであきらめたのか、在宅が多いからなのか分かりませんが、クラウドに優しい世の中になったなと感心するばかりです。
 その他、各社もダッシュボードなどで障害情報やデータも公開されています。

3 クラウド障害が起きたときの悲劇

 私が一番困ったのは、学生さんと面談していたら会議システムが使えなくなったことです。学生さんも再ログインできないし、面談もできないし、どうしようもない話です。その時は幸い、社内は会議システムでつながっていたので、私がスマホで学生に電話して、スピーカにして面談を進める荒業で乗り切りました。
 最近もメールが使えなくなったりしたこともありますが、そういう通知もいろいろ不便なことがありました。メールの不調なのでメールでの連絡はできない。次に、掲示板にあげようと思うが、その掲示板も同じクラウドシステムであり、どうにもならない。まあ、色々使えないとクラウドなんだって分かるのである意味楽という話もありますが、オンプレミスの何かとか、プライベートでLINEとか使えるようにした方が良いですね。

4 もしかして、今後はクラウドのハイブリッドが必要?

 例えば、あるクラウドで会議システムを使っていて、調子が悪いときは違う会議システムを用意しておいて、ハイブリッドな対応が必要になるのでしょうか。そういう対策はしたくないですが、色々出てくると面倒だし、コストもかかるし、本当にいいことないですね。
 なので、製品名に24とか365とかつけない方が良いですね。少し小さめの数字にしておけばいいんですね。
 そういうことがあれば、みんなでTwitterで騒いで、愚痴でも言ってコミュニケーションを取ることが、コロナ時代の新たなコミュニケーションかもしれません。

5 最後に

 最後にまとめ見たいなもので締めたいと思います。クラウドの障害で本当に困ってしまったり、損したりすることがあると思いますが、愚痴程度で留め、他人にケンカ腰になったり、責めたりするのは止めましょう。もともと完璧なものではないのですから・・・。

#中小企業診断士 #企業内診断士 #オンプレミス #クラウド #障害



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