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日曜版 失敗から学ぶブランディング 2021/2/27
過去の経緯を無視した戦略立案
今日の「失敗から学ぶブランディング」は外資系企業などでマーケティングやブランディングを担当するキーパーソンが頻繁に変わる場合によく散見されるケースについて書いておきたいと思います。
特に外資系企業などでは比較的弱い組織を補強するために外部から人材を登用して強化を図ることがありますが、その際に、過去のビジネス状況や社内のリソースを勘案せずにマーケティングプランやブランディングプランを作ってしまうことです。
往々にしてあるのは、おるべき論を展開して、できていないことを挙げて改善していくことなのですが、これは比較的に成果が見えやすいのでよくとられる方策ではあります。
しかし、そのプランが過去どうして弱かったのか、という側面を勘案せずに進めてしまうと、旧来のスタッフのモチベーションが下がるだけではなく、過去からの戦略の一貫性がなくなってしまいます。
過去のビジネス状況を把握して、リソースの配分を見直すのであれば、マネジメントの方向性の変更であってスタッフのモチベーションは下がりませんし、一貫性を持った戦略を実行することも可能です。
企業は人に成り立っているのですから、モチベーションを保つこともかなり大切です。