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資産運用日記(2025/02/03)
日経平均がー1000超えと胃の痛い相場でしたが、私の保有株は本日プラス着地でした。
一番の要因はフジメディアHD、あとソフトバンクがちょい上がり、個々の分析・・・
(4676)フジ・メディアHD
の急騰要因と今後の見通し
1. 14%超の上昇の背景
フジ・メディア・ホールディングス(フジHD)が14%以上急騰した背景には、いくつかの要因が考えられます。
• メディア業界の再評価
• NetflixやYouTubeなどの台頭により、既存のテレビ局の価値が低く見積もられていましたが、最近の広告市場の回復や放送コンテンツの再評価が進み、買い戻しが入った可能性があります。
• バリュー株としての見直し
• フジHDは資産価値(不動産含む)に比べて株価が割安だったため、バリュー投資家や機関投資家が買いに入った可能性がある。特に日本株が全体的にリバランスされる中で、見直し買いが入ったと考えられる。
• エンタメ・コンテンツ強化の動き
• フジテレビは動画配信サービス「FOD」などのデジタル分野での成長戦略を加速させており、投資家の期待が高まった可能性がある。
2. 会社の「アンバランスな状態」とは
• 本業の放送事業の伸び悩み
• テレビ広告市場の回復は見られるが、まだ以前の勢いには戻っていない。地上波放送だけに依存していては、収益の安定性が低い。
• 不動産・資産運用依存の懸念
• フジHDは不動産事業の比率が高く、メディア企業というよりも「不動産会社+放送局」という構造になりつつある。これがバランスの悪さにつながっている。
• コンテンツ戦略の遅れ
• Netflix、Amazon Prime、Disney+ などがオリジナルコンテンツに投資しているのに対し、フジHDはまだその規模に達していない。
3. 今後の見通し
• フジHDの本業である放送事業の回復がカギ。広告収益の回復が続けば、さらに株価が安定する可能性がある。
• デジタルコンテンツ事業が成長すれば、より安定したビジネスモデルになる。ただし、競争が激しいため、独自性のある戦略が必要。
• 資産売却や自社株買いの可能性も考えられる。フジHDは豊富な資産を持つため、株主還元策を強化すれば、株価はさらに上昇するかもしれない。
(9434) ソフトバンク
微増の理由
孫正義氏率いるソフトバンクグループ(SBG)ではなく、携帯通信事業を担うソフトバンク(9434)の微増が注目される理由を分析。
1. 上昇要因
• ディフェンシブ銘柄としての買い
• 通信事業は景気の影響を受けにくいため、市場が不安定なときに買われやすい。
• 配当利回りの高さ
• ソフトバンク(9434)は**高配当株(4%台)**として個人投資家の人気があるため、資金が流入した可能性がある。
• 業績の安定性
• 携帯通信事業は比較的安定したキャッシュフローを生み出すため、投資家の評価が高まった可能性がある。
• 孫正義氏の影響?
• ソフトバンクグループ(SBG)が投資会社としてアメリカ企業のようになっているが、(9434)ソフトバンク自体は日本国内の通信事業がメイン。
• ただし、グループ全体の影響で期待感が高まり、多少の買いが入った可能性もある。
2. 今後の見通し
• 通信事業は安定しているものの、楽天モバイルなどの新規参入プレイヤーの影響で競争が激化する可能性あり。
• 5Gインフラ投資や企業向けDX事業(クラウド・AI)の成長が今後のカギになる。
• 配当利回りが高いため、長期投資家には引き続き魅力的な銘柄。
総合的な投資戦略
• (4676)フジHD → 割安なバリュー株としての見直し買いが続くかチェック。ただし、不動産依存度が高く、収益のバランスが課題。
• (9434)ソフトバンク → 高配当+ディフェンシブ株としての安定感。成長よりも安定性を重視するならアリ。
• 市場全体の影響を考慮 → 日経平均やTOPIXの動きにも影響されるため、個別銘柄だけでなく市場のセンチメントも見極めるべき。
短期での値動きを追うよりも、中長期的なビジネスモデルの変化を見極めながら投資戦略を立てるのがベスト。
そして今夜の米国相場が気になりつつ、明日も早いので、早く寝ようと思います。