「正義を武器にするワル」に対する護身術
誤解を恐れずに言えば「消えてほしい系」の悪人
近頃、残念ながら私たちが生きているこの時代には、社会の裏で暗躍する危険な人々が増え続けている。単なる反社会勢力による暴力団的な犯罪だけではなく、無実の人々を犯罪者に仕立て上げ、法的に追い込む集団が暗躍しているのである。彼らの背後には、裏社会の関係者だったり国外に潜伏している首謀者がいるケースも多く、インターネットを通じて国内の部下に指示を出しているのだ。その部下たちは巧みに罠を仕掛け、一般人を巻き込んで犯罪に関与させたり、でっち上げによる示談金ビジネスに引き込もうとする。社会全体がこの問題に取り組んでいるが、その根を完全に断つことは依然として難しい状況だ。
示談金ビジネスとその危険な実態
このような悪事に巻き込まれた場合、被告席に立たされることがあるかもしれない。しかし、その場で「知らなかった」「脅されていた」という言い訳をしても、それが通ることはほとんどない。法の前では知らないことは免罪符にはならず、私たち一人一人が自己防衛の意識を持つ必要があるのだ。特に最近では、ネットでも、こうした悪質な手口について頻繁に話題にされている。それにもかかわらず、なぜ多くの人々が示談金ビジネスの罠にかかり続けているのだろうか?
その理由の一つに、犯罪者たちの偽善的な態度がある。彼らは非常に巧みに優しさを装い、正義の味方のようなふりをして近づいてくる。普通の人よりもさらに「善人」に見える彼らに、誰もが騙されてしまう危険があるのだ。犯罪者たちは、丁寧な言葉遣いや優しい態度で、社会の弱点を巧みに突いていく。
変わりゆく犯罪の手口
これらの犯罪者の多くは、不良や裏社会との関わりを持っている。彼らは資金を集めるために、犯罪グループや詐欺集団と手を組んでカモを探している。そして、かつては地域の不良コミュニティや社会の落伍者を裏社会に引き込んで食いつぶす一本釣りが主流であったが、最近ではインターネットやSNS、アプリを活用した投網漁業に変化している。インターネット上では、匿名性を利用して無数のターゲットを見つけることが可能であり、その規模はかつてないほど拡大している。
暴走族が旧車會に形を変えて生き延びているのと同じように、オタク文化の普及がもたらした新しい形の犯罪が増加しているように、新しい社会の到来が新しい形のワルを生み出している。メイド喫茶やコンセプトカフェ、ホストクラブといった場所は、特定のコミュニティに囚われず、広く罠を仕掛ける場となってしまった。例えば、何気ない気持ちでメイド喫茶の写真を撮ったり、SNSにアップしたりすると、その瞬間に危険な人物に目をつけられる可能性がある。その日は大丈夫だったとしても陰でワルやワルに内通する女が罠にはめる準備を始めていて、気が付けば、痴漢や破廉恥セクハラや女性嫌悪犯罪の濡れ衣を着せられて前科者の仲間入りとなりかねないのだ。
夢や希望をあきらめる必要はない
しかし、このような危険な時代だからといって、すべての夢や希望を捨てて生きる必要はない。ルールを武器に無辜の人を食い物にするワルの魔の手から逃れるために、私たちが知っておくべきことがある。
その一つが、裏社会や性的な集団との接点を避けることだ。こうした店や関係者とのつながりを持つたびに、自分の本性や個人情報が相手に知られていき、最終的には逃げ道が閉ざされてしまうのだ。
また、個人情報についても、どこまで漏れてしまうかによってリスクが異なる。ペンネームやニックネームであればまだ逃げることは可能だし、名前や住所だけであれば引っ越しすることで何とかなるかもしれない。しかし、スマホや免許証、銀行口座、趣味、職業といった情報がすべて押さえられてしまうと、逃げることはまず不可能だ。
優しさに潜む恐ろしさ
悪人ほど口が上手く、優しいのが特徴だ。彼らは聞き上手であり、どんな時でも優しい態度を崩さない。そのため、ついつい信用してしまうことがある。しかし、ここが一番危険なポイントなのだ。彼らが優しさを見せるときこそ、最も恐ろしい罠が待ち構えているのだ。だからこそ、相手が個人情報や趣味について探りを入れてくるような動きを見せた時点で、逃げる準備をしておくべきだろう。
カメラとSNSの危険性
今では、多くの国で鉄道撮影や公共の場での撮影が許されるようになり、街中で自由に撮影したり、写真や動画をSNSにアップすることが当たり前の時代になった。しかし、その行為一つ一つに、実は大きな危険が潜んでいるのだ。特に得体のしれない店や、開業から閉店までのサイクルが異常に短い場所に立ち入ることは避けるべきだ。そうした場所は、ワルが罠を仕掛ける始まりの場として利用されている可能性が高いのだ。
早めに関係を断つことの重要性
しかし、いきなり連絡を無視して逃げると、相手を怒らせてしまうのではないかと不安になることもあるだろう。相手がしつこく粘着して、ネット上で嫌がらせをされるのではないかという恐れもある。しかし、実際には早めに関係を断つことが最も重要だ。なぜなら、ワルにとって、警戒心を持った相手にこだわるよりも、他のカモを探す方がはるかに簡単だからだ。彼らは次々とターゲットを見つけて、無駄なコストをかけることを避けるのだ。
悪人と距離を置くことの重要性
また、法律に違反するような行為(それこそ構造申請の許可すら取らずに族車(変なカウルや変な背もたれや音楽を垂れ流すスピーカーを付けた古い日本製バイクやエンジン音が旧車にしても明らかに大きい車両)の公道走行会をしたり、違法薬物をしていたりなど)を楽しむ人や、排外主義を掲げる人々とは、絶対に距離を取るべきだ。残念ながら、旧車會や暴走族に入り浸る人々や、右翼に近い価値観を持つ人たちには、明るい未来がない。彼らと関わることで、自分の人生も危険にさらされるだけだ。
自己防衛のためのポイント
最後に、誰もがワルに狙われるリスクを持っている。しかし、それは避けられないものじゃない。最も大切なことは、裏社会や性がらみの店に行かないこと、ワルに個人情報を渡さないこと、そして甘い言葉や見た目に騙されないことだ。これらを意識することで、危険な人々から身を守り、安心して生活することができるだろう。