【首都圏連続強盗テロ】僕らは神様を呪うしかないのか?
どうも、魔女木直樹である。今日は、心に重くのしかかる話題についてお話しするとしよう。2022年から2024年にかけて、首都圏で頻発したテロリズム的強盗事件についてだ。これらの事件は、僕たちの平和と安全を脅かし、多くの無辜の人々の生活を一変させた。
まず、事件の特徴として注目すべきは、その標的が一戸建ての住宅であることが多いという点である。昭和から平成バブルの崩壊直後まで、一戸建ては家庭の夢であり、日本の都市部でも人気を博していた。しかし、バブル崩壊後、経済の停滞とともに一戸建てはその人気を集合住宅に譲る形となった。
ところが、COVID-19による経済的な影響が広がる中で、一戸建ては再び注目を集めることとなった。中古物件や空き家が見直され、都市の喧騒から少し離れた静かな生活を求める人々によって再評価されるようになったのである。この動きは、ある意味で新しい生活スタイルへの適応だったと言えるであろう。
しかし、皮肉なことに、この再評価のタイミングで、匿名流動型犯罪グループによる残忍な強盗テロが増加した。彼らは防犯体制が比較的脆弱である一戸建てを標的に、多くの家庭を恐怖に陥れた。最悪のタイミングでのこの凶行は、せっかくの一軒家の価値を再発見しようとしていた人々(不動産業者を含む)に冷水を浴びせる結果となった。
ここで考えてしまうのは、もしも再販売される中古の一軒家がより高い防犯基準を満たしていたらということである。もちろん、すべての悲劇を防ぐことは難しいかもしれないが、少なくとも犠牲者を減らすことができたのではないかと、悔しさが募る。
そして、被害に遭われた方々を「自業自得」と責める声が一部にあることにも誤りではないかと考えている。彼らはただ、自分たちの家が再び価値を見出される日を信じて、努力を重ねてきただけなのである。新たな生活の基盤を築こうとしていた彼らを、単純に運が悪かったと片付けるのはあまりに残酷ではないか。
不動産業者もまた、この事態に頭を悩ませていることであろう。再評価の波が来ていた矢先のこれらの事件は、市場にも少なからぬ影響を与えているはずだ。今頃首都圏では不動産不況の憂いにおびえていることかもしれない。
一部の家では防犯対策が強化されているが、まだまだ多くの家屋は性善説に依存したまま、十分な対策を講じていないこともある。裕福であっても、犯罪に巻き込まれやすい状況であっても、人々は自分の家に安住の地を見出そうとする。それをただの「駄々」と見なすのは、僕には出来かねる。
この一連の事件は、僕たちが安全について、そして私たちの住む社会について再考を迫るものかもしれない。今は神を呪うしかないのかもしれない。しかし、答えを見つけ出してこの暗闇から抜け出せるのではないかと確信してる。答えは一つではないが、共に考え、行動していくことが求められていると感じる。