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黄昏る

58歳になって3ヶ月経ってしまった(笑)

10代の子も20代の人も、30代、40代くらいまでは、誰も自分が還暦になる日が近づいているなんて思っていない。

それが普通だと思う。

かくいう私も40代後半くらいまで、自分が還暦を迎える日が来るなんて、意識さえなかった。

48歳くらいだろうか??自分の干支の年を迎えて、あれれ???次の干支が回ってくる頃には俺は還暦になるわけ???なんて思うのだ。

それでもまだ、「まだまだ12年も先じゃないか」などと思っていた。

ところがである・・・・・

このアラカン前の干支あたりから、加速度的に一年が早く感じるようになる。

若い子にはわからないと思うけど、オジさんの一年は、若い頃の数ヶ月程度の時間にしか感じなくなるのだ。

これがどういう仕組みでこうなっちゃうのか???研究してる人がいたら教えてください。

そもそも元気に生きている人は死ぬことを前提になんて生きていないはずだし、むしろそれが健康とされている。

ただ、残念だが、それは間違いだ。

父親が還暦を迎えたときのことを、最近、たまに考えることがある。

「なんかお祝いしようか??」と言った俺に、父は「年寄り扱いしないでくれよ、まだ若いんだから」と言った。

その父も亡くなって、7回忌を昨年終えた。
不思議と死ぬことはあまり怖くない。

むしろ、死ぬ事よりも、生きているうちに、何かし忘れたんじゃないか???と思うことが一番怖い。

そういうことを考えて、人生二度目の断捨離をはじめた。

物を持たないというのは快適だ

持たないというより、最低限の装備で快適に生きる方法を見つけるのだ

これは人によって違うので、参考書もマニュアルもない

自分で見つけるしかない

そう考えて生きると、俺もまだ何も見つけていないじゃないかと思う。

冒険心がなくなるまで、黄昏ていようじゃないか。

戯言もまたよろし。

遠くを観る


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