〜ぬかとゆげの生い立ち〜 丹後サウナブラザーズ キリ編
②丹後サウナブラザーズとの出会い
2021年2月淡路島のぬか酵素Sunさんへ行ってから酵素風呂とフィンランド式サウナを併設した施設をつくろうと決めたのですが、まだ誰もスタッフが決まっていませんでした。酵素風呂はぬか酵素Sunさんをイメージしてつくれば良かったのですが、サウナはどんなサウナが良いのかとても悩んでいました。また、サウナへ行く習慣も実はほとんど無くて、コロナ禍でもあったのでなかなかサウナ旅に出るわけにもいかず、サウナ関連の雑誌などを読み漁る日々を過ごしていました。その中で、長野県信濃町にあるThe Saunaのイメージがとても好きでした。この時点では、まだ場所も決まっていませんでしたので、漠然とThe Saunaのようなサウナがつくれると良いなあと思っていました。温浴事業関連の知り合いもいませんでしたので、サウナに知見のある人をどうやって探して良いのか検討もつきませんでした。
とりあえず、当時丹後でまちの人事部として人材紹介業を始めていた株式会社ローカルフラッグに在籍していた梅田くんに誰かサウナや温浴事業をやりたい人はいないかなと軽くきいてみたところ、「あ、いますよ!先日オンラインでやりとりした、The Saunaでヘルパーやっている人で、京都で将来的にサウナをやりたいって言ってる人がいますので、とりあえずつなぎますね!」と。それが、丹後サウナブラザーズになる足立樹律(キリ)くんでした。
○丹後サウナブラザーズ弟: 足立キリくん
梅田くんからの紹介でThe Saunaでヘルパーをしているキリくんと連絡をとることが出来ました。キリくんは、京都の碁盤の目の中のエリアで代々続く足立家の御曹司(碁盤の目の中で3代以上続けば本当の京都人)で、京都市内の某有名私立小学校から某有名大学付属中高⇒エスカレーターで大学まで進学と誰もが羨むコースを歩んで来ていました。大学卒業後は東京の広告会社に就職したのですが、そこで心身ともに疲れ果てた時にサウナと再会し、サウナの癒やし効果に可能性を感じてアウトドアサウナの聖地であるThe Saunaで初代ヘルパーになった人物です。京都市内の銭湯文化に幼少期の頃から触れて育っていたので、サウナの何となくの良さはわかっていたそうですが、社会人になって本当のサウナの良さを実感したそうです。The Saunaでサウナ番をしながら、お客様を癒やすことが出来るサウナの魅力にどんどん取り憑かれて、出身地の京都でサウナをやりたいと思っていろいろな人にアプローチして人脈を拡げていました。ただ、京都とは言っても丹後エリアは全く考えていなかったので、とりあえず休みを取って行きますねーと2021年3月末に来てくれました。
キリくんと初対面の時は、まだどこで温浴施設をするのかも決まっていなかったので、いくつか候補地を一緒にまわりながら私の想いやキリくんのやりたいことなどいろいろ話をしました。キリくんの実家の京都市から京丹後までは車で2時間ほどかかりますし、ずーっと丹後で手伝ってもらうのも申し訳ないなあと思いながらも、まずは一緒にやって欲しいことを伝えて了承してくれました。
その後は予想以上にトントン拍子に話が進み、2021年の6月頃には丹後へ移住をしてくれることになりました。ちょうど良いタイミングで京丹後市の地域おこし協力隊の募集があって、地域おこし協力隊をしながら温浴事業を手伝ってもらうことにしました。
○アウトドアサウナと都市型サウナでの葛藤
キリくんが丹後へ移住してくれて、候補地も2つに絞っていきました。
TANGO TANGO TANGOのメンバーの青木さんが与謝野町の指定管理で運営している、加悦(かや)山の家と前回ご紹介したKISSUIEN Stay&Foodです。
The Saunaのようなアウトドアサウナをつくるなら、かや山の家が良いねえとキリくんと意気投合して、山の家の青木さんとも話を進めていました。
山の家は宿泊も可能で、ジビエの加工施設も併設され、大阪で料理を修行してきた青木さんの料理は評判良く、夜はジビエ料理、朝は釜炊きご飯に新鮮なお野菜や近海の魚などなどサ飯にも最適です!近くには与謝野ホップの農場もあり、新鮮なホップを入れながら飲めるクラフトビールは最高です。まさに、アウトドアサウナを提供するには最高の立地でした。
かや山の家のアウトドアサウナと、KISSUIEN Stay&Foodの都市型サウナを両方開業運営するにはキリくん1人ではまず不可能であろうということになり、誰か他に手伝ってくれる人がいないか探すことにしました。私にはつてが無かったので、キリくんの知り合いから何人か選定をすすめていたのですが、なかなか決まりません。困っていたところ、キリくんが申し訳なさそうな顔で、カジさんっていう結構ヤバめな人がいるんですが、念のために連絡してみますか?と。人が決まらないと事業を進められなかったので、どんなヤバい人か想像もつきませんでしたが、とりあえず連絡してみようということになりました。
この選択が果たして正しかったのかどうかは正直今になってもわかりませんが、面白いことになっているのは間違いありません!笑。
次回は丹後サウナブラザーズ兄となるカジさんについて!
タカヤマさんが昨年ぬかとゆげと蒸について詳しく書いてくれていますので、こちらも是非ご覧ください!!
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