日本の発酵文化、フィンランドのサウナ文化を掛け合わせた、自分本来の健康に気づける場所 〜ぬかとゆげ〜
①場所選び
前回はなぜぬかとゆげをつくろうかと思ったのかの経緯を書かせて頂きました。
ご興味のある方は是非!
フィンランド式サウナと米ぬか酵素風呂を同時に体験出来る施設をつくるにあたり、どこにつくるかが問題となりました。淡路島から帰る道中から、どこが良いかな〜と様々な場所を考えていました。理想的には、クリニックと同じ施設内につくることが出来れば、よしおかクリニックの患者さんやクリニックフィットネスをご利用いただく方にも利便性が高く、予防医療の一環としての事業としては良いと思いました。最近では、宮崎や熊本にもクリニックや病院併設のサウナも出来ていますね!そこで、クリニックがテナントとして入る、京丹後市峰山町新町のショッピングセンターマインを運営する峰山商業開発さんに打診しました。
マインさんには様々なテナントが入っており、「ぬかとゆげ」の新鮮な米ぬかを提供してくれている「さんとよ」さんのサラダとおにぎりのお店「34kitchen」とカフェは特におすすめです!https://www.instagram.com/34kitchen_/
他にも新鮮なお刺身などが買える平七水産さんや、地元食材をふんだんに使ったラーメンを提供する麺倶楽亭さんもサ飯にはおすすめです!特に夏場限定の飯尾醸造さんのお酢を使った冷麺は絶品ですので、是非食べてみてもらいたいですね!
峰山商業開発さんに相談をしたのですが、特に酵素風呂を施設内につくることが難しいと判断されました。「ぬかとゆげ」の酵素風呂は、他の酵素風呂に比べて嫌なにおいが少なくて、むしろパンの酵母の匂いや黒糖のような匂いと言われますが、商業施設内では匂いの問題を心配され、残念ながらつくることが出来ませんでした。
次に候補に挙がったのが、私たちの仲間(TANGO TANGO TANGO)が運営している「キコリ谷テラス」横にある巨大なバイオマス発電施設跡地です。
キコリ谷テラスはオーガニック野菜農家の大場さんご夫妻が運営されていて、めちゃくちゃ美味しいお野菜や身体に優しいお菓子類など提供されていて素敵な空間です。そこの裏山をTANGO TANGO TANGOの別の仲間が借りているので、工場跡地と裏山をつなげて、全天候型の楽しく遊べて、さらに健康になれるような施設がつくれれば素敵だなと考えて施設の賃貸が出来ないか京丹後市と交渉をしようかと考えていました。とても大きな施設なので、そこへよしおかクリニックも移して、クリニックと酵素風呂&サウナ+全天候型施設が出来れば楽しいなあと思っていたのです。グランピングなどを手がける会社の方々にも相談し、見積りを取ろうと思いましたが、まず施設を使えるレベルにするだけで5億円程度はかかるであろうとのことで、総額で○十億円レベルの事業になり、維持コストだけでも馬鹿にならないことがわかり、残念ながらこちらも断念することになりました。
少し話はそれますが、私はTANGO TANGO TANGOというグループに属しています。与謝野町の山添町長とキコリ谷テラスの大場さん夫妻が発起人で、大工さん、農家さん、ピザ職人、バーテンダー、織物業者などなど異業種のメンバーが丹後を面白い場所にしようと集まっています。是非、MAPもご覧ください!
ようやく場所が決まる
その後も、いくつか声をかけてもらえる場所や施設がありましたが、以前からの知人であるKISSUIEN Stay&Foodの田中槙太朗社長からのお誘いが魅力的でした。
KISSUIEN Stay&Food(旧吉翠苑)を創業した前会長さん宅が使われておらず、更地にして有効活用出来ないかと田中社長は考えていたそうです。一度見てみますかとお誘いを受けて、中を見させてもらったのですが、立派な木材がふんだんに使われている住宅でした。田中社長からは、私が住宅を購入してリノベーションしても良いし、解体して新たに施設を建築するのも良いですよと言ってくれました。宿泊施設の駐車場内に位置していて、ホテルまで徒歩10秒もかからないため、ホテルの利用者や宿泊者にも利便性が高いと感じました。また、京丹後市の中心に位置していて周辺には市役所などの官公庁も密集している場所でした。クリニックの患者さんだけでなく、日頃からストレスの多い官公庁職員さん、公務員や病院職員さんにも温浴を習慣化してもらうことで健康を維持してもらえて、結果として丹後がより元気な街になってくれれば嬉しいと思いました。
ようやく場所が決まり、次は一緒に温浴事業をやってくれる人を決めないといけません。場所選定と並行して人選を進めていました。
次回は丹後サウナブラザーズとの出会いなどについて書いてみたいと思います。
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