元本割れなしの個人向け国債は買うべき?
個人向け国債は、元本割れの心配がほぼ無い金融商品です。
ただし、目的によって向き不向きもあるので、どんな特徴なのかを紹介します。
個人向け国債とは?
国債とは国が発行する債券のこと。
債券とは、お金を貸し借りするときの証明書のことです。
個人向け国債は、その名の通り「個人が購入できる国債」であり、財務省が発行元となっています。
国が個人からお金を借りるしくみが「個人向け国債」ということですね。
どんな特徴がある?
個人向け国債を購入すると、半年ごとに利子が支払われます。
発行タイミングで金利は変わりますが、金利の下限は0.05%です。
満期を迎えると、投資したお金(元本)がそのまま戻ってくるので安心です。
日本政府の財政が破綻しない限りは元本割れしない、ということが言えます。
どこで買える?
個人向け国債は、証券会社や銀行などで購入できます。
SBI証券や楽天証券から購入できるので、口座を持っている人は便利ですね。
最低購入金額は1万円であり、1万円単位で指定できます。
毎月発行されており、金利はその都度変わっていきます。
中途換金はできる?
購入してから1年経過した後は、いつでも1万円単位で中途換金ができます。
逆に言うと、最初の1年間は中途換金できないので注意が必要ですね。
途中換金した場合は、直前1年分の利子の約80%が手数料として差し引かれます。
なので、あまり早く換金すると、総利益が目減りすることになります。
どんな種類がある?
「変動10年」
「固定5年」
「固定3年」
の3種類があります。
国内の金利が上昇しているときは、固定型より変動型のほうが金利が高くなります。
個人向け国債の金利は、2022年頃から上昇中となっています。
変動10年がいま熱い?
2024年7月に発行予定の変動10年の金利は、0.69%(税引前)です。
100万円購入したら、半年後に2,750円(税引き後)の利子がもらえます。
銀行預金よりは金利が高いので、「少しでも金利がよいところに」と考える人にはメリットありです。
個人向け国債は、店舗型の銀行の預金だけでなく、ネット銀行の預金と比べても有利な金利水準となっています。
ただし、変動10年は半年ごとに金利が変わるので、定期的な金利チェックはしたほうがよいでしょう。
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