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#3 ”PLAYNEW”という言葉に込められた想い

こんにちは。はたま なおひで、です。
今回は「PLAYNEW」という言葉を紐解いてみます。
TOKYO CITY F.C.の運営法人として2019年2月1日に設立した会社の名前にもなっている言葉です。

「PLAYNEW」という言葉が生まれた背景、そこに込められた想い、そして僕なりの解釈でこの言葉の持つ意味、定義について整理できればと思います。
※「ぷれいにゅー」って読みます。

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前回のnote

TOKYO CITY F.C.の代表である山内一樹との出会いからクラブに入るまで、そして僕のクラブでの公式戦デビューまでを振り返っていますので、こちらもチェックしてみてください。

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1. 「PLAYNEW」という言葉が生まれた背景

2014年に設立されたCITYですが、どのようなクラブを目指すのかを当時、メンバー内でよく議論していました。

・唯一無二のクラブ
・デジタルに強いクラブ
・競争ではなく共創するクラブ
・いままでにないサッカークラブ
・クリエイティブでおしゃれなクラブ
・サッカーを遊びの選択肢にするクラブ
・天皇杯(プロアマ混合の大会)だけ毎年優勝するクラブ

上記は、クラブのみんながよく口にしていた言葉で、時間をかけてたくさんの議論をして徐々に方向性が固まっていきました。

そして、設立から3年目にクラブのビジョンとして初めて明文化した言葉が「PLAY new FOOTBALL, PLAY new TOKYO 」でした。

サッカーの試合を選手が"する"、お客さんが"観る"といったオン・ザ・ピッチの活動はもちろん、SNSを使ってクラブをかっこよく見せたり、サッカーの楽しさを伝えるイベントを企画したりといったオフ・ザ・ピッチの活動も疎かにしないように、この言葉を掲げました。

新しいフットボールの楽しみ方を、新しい東京の楽しみ方を体現できるクラブを目指すために生まれたものでした。

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2. 「PLAYNEW」という言葉が持つ意味

月日が経ち、現在クラブで「PLAYNEW」という言葉はミッション(果たすべき役割)として掲げられると同時に運営法人の社名にもなりました。

僕はこの言葉はミッション以上の価値を持つクラブのアイデンティティだと思っています。
クラブでなにか物事に取り組むとき、「本当にPLAYNEWと呼べることなんだろうか」「これをPLAYNEWな体験と思ってくれるだろうか」といった感じでよく自問自答します。(言葉の意味を知らない人からしたらただの変人です)

僕の一つの物差し(基準)として「PLAYNEW」という言葉は存在しています。そして、この言葉の持つ意味を株式会社PLAYNEW (TOKYO CITY F.C.)に関わる人いろいろな人と共有したいと考えています。
なにより、「PLAYNEW」という言葉の捉え方は人それぞれ違うと思うので自分なりに考えるキッカケにこのnoteがなると嬉しいです。

僕はこの言葉が大好きです。これからも会社、そしてクラブのアイデンティティと捉えて「PLAYNEW」な取り組みを生み出していきたいです。

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3. 「PLAYNEW」を定義してみる

先日、クラブスタッフ向けに話す機会があり、「PLAYNEW」の定義みたいなものを考えました。定義というよりかは条件みたいなものと思ってもらえるとよいです。
といっても、4つの条件のうち3つは濱口秀司さんが提唱する"イノベーションの条件"と同じです。

innovation...
・that has been never seen before
・that is doable within a time frame
・that creates controversy

一つ目はこれまで誰も見たことがないこと。誰かが見たこと、聞いたことのあるものはイノベーションとは呼べません。
二つ目は実現可能であること。「宇宙人だけのサッカークラブをつくる」と言われたら、たしかに誰も見たことも聞いたこともないと思いますが、実現不可能でイノベーションとは呼べません。(もしかしたら、いずれ可能になるかも・・・)
三つ目は議論が生まれること。議論なく全員が賛成するするような取り組みもイノベーションとは呼べません。細かいことはぜひ濱口さんの本を読んでほしいのですが、人間の持つバイアスを壊すことがイノベーションの創出につながるので、必ず議論が生まれるのです。

ここに一つ足してあげることで「PLAYNEW」の条件になるのではと思っています。

PLAYNEW...
・that has been never seen before
・that is doable within a time frame
・that creates controversy
・that everyone involved enjoys

関わる人全員が楽しんでいる。僕の考える4つ目の条件です。何か取り組みを差し出す(提供する)側だけが楽しんでも自己満足で終わってしまいますし、受け取る側だけが楽しんで差し出す側がつらい思いをしても「PLAYNEW」とは呼べません。
両者が楽しみながら取り組むことが重要です。

TOKYO CITY F.C.を運営している中で、試合を観に来てくれる人、応援してくれる人に楽しんでもらうことはもちろん、クラブに所属する選手・スタッフも楽しんで活動することが「PLAYNEW」な状態だと考えています。

以上、「PLAYNEW」という言葉を僕の考え方、想いを中心に紐解いてみました。
改めて、僕はこの言葉が大好きです!

ではまた次回。

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おまけ

TOKYO CITY F.C.ではハイチ代表の選手とマッチアップするというPLAYNEWな体験ができます。(伊藤選手 台湾遠征にて)

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濱口さんの本はコチラ。

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