雪の断章 の感想
こんにちは、なおちゃんです。
雪の断章読み終えました。この本はどんどんストーリーが進むにつれて自分がのめり込んでいくような小説でした。
雪の断章は、1983年に発行された佐々木丸美さんの本になります。
孤児の女の子が軸となりその孤児の女の子を引き取った一人の青年とその二人の周りにいる登場人物達の心情がとても細かに表現された作品だと感じました。
30年以上も前の作品を自ら進んで読むのは初めてのこと。どくどくの表現や現在の小説ではあまり馴染みのない発行された当時の世界が文字を伝って感じった気分になりました。
ネタバレになってしまうかも。
ストーリー的には、ハッピーエンドともバッドエンドとも言えない感じ。読み終えたあとは、余韻に浸るのというよりかは そうかー、、、。や んーっとちょっと結末に対して煮え切らない感じ。でも、ここがこの作品のいいところなのかもしれない。
登場人物達の判断が実に人間らしさ、それぞれの個性がしっかりしている。だから読んでいて自分が登場人物達に入り込むような感じではなく、一人一人の人として意識して物語が進むのを客観的に見るような感覚。
これは時間をおいてもう一度読み直してみたい作品。積み重ねてきた人生の重みによって感じることが変わると思う。
映画にもなっているそうなので、是非見てみようと思う。
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