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オーガニックだから美味しい?!

留学生(1996年)として、ワーキングホリデービザ(2001年)にて、それぞれと1年ずつフランスに滞在した過去があります。その時代にオーガニックの食品を扱うお店が存在していた記憶がありません。

最後にフランスに住んでから約20年。2019年から再びフランスに住み始めて驚いたのは、オーガニック食材の浸透性。スーパーは勿論、近所のコンビニのようなお店でも、オーガニック食材コーナーがあるし、TVを見ていてもオーガニック食材は勿論、原材料がオーガニックのシャンプーやコスメに関するCMも流れています。スーパーマーケットでの買い物袋(有料)も、土に還る素材、再利用できる素材になっています。

食や健康への興味もあり、お財布と相談しながらオーガニック野菜をあれこれ試しています。

「オーガニックだから美味しい!」という声も聞きますが、私個人の意見として、そういった感覚はいまだに芽生えていません。

オーガニックコーナーに陳列している野菜の中には、キラキラと輝いていて「わたしを食べたら元気になるよ!」と心に語りかけてくる野菜もいますが、萎びていたり、元気のない野菜も正直あります。野菜の美味しさは、オーガニックかどうか、という以前に、作り手さんの想い、野菜の育成方法、流通方法、野菜の鮮度、お店の考え次第なのかな、と思っています。



私がオーガニック食材を選ぶ理由。

ではなぜ、私がオーガニック食材を選ぶかというと、化学肥料を使うという選択をせず、環境への負荷を出来る限り低減する方法で、生き物の生態系を重視し、手間暇かけて野菜を作る生産者さんへの尊敬の念と、地球へ投資する気持ちです。もっというと「地球へ投資」とは「自分への投資」だと思っているから、です。


「オーガニック野菜を作ることで、化学肥料や農薬を減らす 」ということは
「 土や環境を自然な状態に戻し、地球を本来の元気な状態にしていく」ということ。「 オーガニック野菜を摂って、体内に入れる化学肥料や農薬を減らす」ということは「身体からケミカルなもの減らし、身体の老廃物を排出し、腸内環境を整え、自分の身体の循環させ、できるだけ薬に頼らない、自然治癒力を戻す」ということに繋がると思っているから。

全ては巡って自分に繋がっている。だから、自己投資として、できるだけオーガニックを選ぶようにしています。


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