🇫🇷マルシェでオニギリ🇫🇷 / 青海七生

2019〜ボルドー在住|Mme FIGARO Japonにてレシピ連載|ELLEグルメ公認料理家|マルシェでおにぎり始めました|ワインエキスパート|チーズプロフェッショナル|食を中心に、ボルドー生活での気付きや発見をメモ。ワクワクが人生の道しるべ。頑張らないがテーマ。

🇫🇷マルシェでオニギリ🇫🇷 / 青海七生

2019〜ボルドー在住|Mme FIGARO Japonにてレシピ連載|ELLEグルメ公認料理家|マルシェでおにぎり始めました|ワインエキスパート|チーズプロフェッショナル|食を中心に、ボルドー生活での気付きや発見をメモ。ワクワクが人生の道しるべ。頑張らないがテーマ。

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最近の記事

泣いたり、喜んだり、悔しかったり、驚いたり、感謝したり・・ジェットコースターみたいな毎日。

日本の雑誌やワイン会社さんへレシピやコラムなどを書かせていただきつつ、 毎週日曜日、ボルドー、ガロンヌが河沿いで開催されるマルシェで、おにぎりを中心とした日本の家庭料理をお出ししています。 マルシェで毎回聞かれるのが【ベジタリアンでも食べれる料理ってある?】という質問。 20代、30代・・若い方ほど、この質問を投げかけてくる印象です。 ベジタリアンの方には、下記をご提案しています: ●昆布と干し椎茸で作っている麺つゆを使った野菜の揚げ浸し ●ナスのバジルの甘味噌和え

    • なぜ引越を決めたか? ー地下の見知らぬ住民ーBordeaux

      引越ししました。 以前と変わらずボルドー市内のでの引越です。ボルドー中心街までは自転車で10-15分くらいなのですが、少し離れるだけで、こんなにも静かなのかと驚きます。 以前住んでいたアパートは、ボルドーの the 中心街だったので、カフェも沢山あったし、デパートに行くにも徒歩圏内だったので便利だったけれど、仕事の荷物が増えた分、手狭になってきたり、大きな窓な分、すべてが丸見えで、お向かいさんの視線が気になったり、週末は、学生さんやヤング達のパーティ騒音で眠れない日々が続

      • フランスで、牛タンを買ったら、グロテスク過ぎて倒れそうになった。

        *グロテスクな内容なので、苦手な方は読むのを避けてください。 コロナの影響で日本に帰れず、もうすぐ1年半が過ぎようとしている。つまり、大好きな牛タンを1年半食べていない、ということ。 知人のInstagramにて「コストコで牛タンを買ったので、自分でスライスして、牛タンの塩焼きにしました」という、とっても美味しそうな投稿を発見。 近所のAUCHAN(フランスの大型スーパー)に牛タンが売っていたのを見かけたので、私も早速牛タンを買ってみた。 牛タンは、切り口が表になって

        • 【食で広がる優しい世界】マルシェは地球人との交流の場。

          2018年。鎌倉で一人暮らし時代、ラジオ (J-wave) を聞きながらご飯を作っていたら「食で世界平和ができると考えているの(正確なセリフはうる覚え🙏)」と、マドンナのパーソナルシェフとしてマクロビの食事を提供していらした西邨マユミ先生の声が流れ、身体にビビビッと電流が流れるような衝撃を受けたのを今でもはっきり覚えている。 その言葉を聞いた三年後、私はフランス・ボルドー、ガロンヌ河沿いのマルシェで、毎週日曜日、おにぎり屋さんをやっている。ローカルのお客さまだけでなく、海外

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        • マルシェでオニギリ、始めました。
          4本

        記事

          【和食の浸透度】 フランスのレストランの前菜メニューに「KARAAGE」がリスト入りしていた件。

          先日、ワイン畑を訪れるために、ブルゴーニュ へ行き、地元の方が95%を占めるようなローカルレストランに入りました。 メニューを眺めていると前菜に「KARAAGE」の文字を発見。眼下にワイン畑が広がるフレンチレストラン(ちょっとカジュアルな雰囲気はあるけれど正真正銘のフランス料理店)で「KARAAGE」の文字を見るとは思ってもいなかったので、たまげました。 私が住んでいるボルドーのフレンチレストラン(こちらも堅苦しくはないけれど、正真正銘のフランス料理店)では、前菜に、サー

          【和食の浸透度】 フランスのレストランの前菜メニューに「KARAAGE」がリスト入りしていた件。

          フランスでの「餅-MOCHI」の認知度は、想像以上に高かった。

          2021年3月よりフランス・ボルドーのマルシェにて、おにぎり屋さんを始めました。 おにぎりだけでなく、唐揚げなどのおかずもご用意しています。デザートには、これまで抹茶クッキーを作っていましたが、7月に入ったので、夏のひんやりデザートとして白玉団子をスタートしました。 上の写真にある通り、白玉に、抹茶を混ぜ込んだコンデンスミルク、ちょっぴり塩を効かせた黒胡麻ペースト、コトコト4時間かけて作った餡を添え、最後にハーブティ屋さんで購入したピンク色のバラと黄色いカランデュラを散ら

          フランスでの「餅-MOCHI」の認知度は、想像以上に高かった。

          マルシェで唐揚げ。

          2021年3月からフランス・ボルドーのマルシェでおにぎり屋さんをスタートしています。 オニギリだけでなく、唐揚げも販売しています。【ジューシー!】【最高!】【サクサク!】と、フランスの皆様にも喜んでいただいています。 心底納得できる唐揚げレシピに仕上げるため、くる日も来る日も唐揚げばかり作っている時期がありました。 醤油を強めに出すのか、塩味をメインに出すのか、生姜とニンニクの両方を入れようか、ネギの刻みを入れようか、卵を入れようか、揚げ粉は小麦粉または片栗粉だけにする

          オーガニックだから美味しい?!

          留学生(1996年)として、ワーキングホリデービザ(2001年)にて、それぞれと1年ずつフランスに滞在した過去があります。その時代にオーガニックの食品を扱うお店が存在していた記憶がありません。 最後にフランスに住んでから約20年。2019年から再びフランスに住み始めて驚いたのは、オーガニック食材の浸透性。スーパーは勿論、近所のコンビニのようなお店でも、オーガニック食材コーナーがあるし、TVを見ていてもオーガニック食材は勿論、原材料がオーガニックのシャンプーやコスメに関するC

          オーガニックだから美味しい?!

          フランスの卵は、ウンチが付いてる。

          オニギリ弁当に、煮卵やだし巻き卵を入れているので、卵を大量に使います。 フランスのスーパーで卵を買う時は、陳列されている卵パックをおもむろに開け、卵が割れていないか確認してから購入しています。というのも、家に帰ってから卵パックを開けてみると、卵が壊れていたり、ヒビが入っていることが度々あるのです。 商品として並んでいる卵パックを開けるなんてNGな行為だと思っていましたが、スーパーの卵コーナーで、皆さんの様子を観察してみると、大抵の人が卵のパックをおもむろに開け、卵が割れて

          フランスの卵は、ウンチが付いてる。

          オニギリはサラダ?

          「いつものサラダを2つくださいな」と、ご自身と奥様の二人分のオニギリ弁当を毎週購入してくださる70歳くらいのムッシューがいらっしゃいます。 「はい!いつものサラダですね♪」とオニギリ弁当を手渡ししながら「体調はいかがですか?」「マダムにもどうぞよろしくお伝えください」「素敵な日曜日を♪」という会話が交わされます。 雨でも晴れでも、毎週日曜日は、マルシェに通ってくださるムッシュー。 このムッシューが顔を出してくださらないと、勝手に「どしたかなー?」とソワソワ気がかりになる日

          お寿司じゃないよ。オニギリだよ♪

          日本でも経験のないオニギリ屋さんを、ボルドーのマルシェで始めました(2021年3月)。もうすぐ3ヶ月が過ぎようとしています。 わたしのスタンドを見かけてくださる皆様から、度々聞こえてくるのは、 【あ!SUSHIだ!】の声。 「ノンノン。お寿司じゃないの。オニギリよ♪」って、心の中で応えつつ あれ? お寿司とオニギリってどう違うんだったっけ? 日本人の自分にとって、当然過ぎて考えてもみなかったこの違いを、改めて考えてみました。 わたしの答え: ✔︎ お寿司:寿司酢を

          お寿司じゃないよ。オニギリだよ♪

          ●自己紹介●

          ー 心のワクワクを書き留めておきたい ー 2021年3月から、毎週日曜日、マルシェでおにぎり屋さんを始めました。 おにぎりを中心に、お弁当、お惣菜、カレーなど、日本の食文化をご紹介していきたいと思っています。 まだスタートしたばかりですが、マルシェを通じ、日本とフランスの文化の違い、食に対する意識、フランス人が持つ日本に対するイメージなどが垣間見え、 【エー!】【ホー!】って感心したり【ワー♪】って、心の中で小躍りしたりする日々です。この心のワクワクを書き留めておきた