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そしてテーブルには野帳が残った/「無意識の行動習慣」を記録できないか
A4ノートに書き殴り、ルーズリーフ手帳に凝り、そして諸事情でそれらを削ぎ落とした結果、今運用しているアナログ記録はほぼ野帳だけになってしまった。
そんな現在の野帳の役割はブレインダンプというか、思考のメモ書きになっていて、物によってはそれがnoteのネタに化けることもある。
野帳はそこまで高くない価格帯、ハードカーバーの堅牢なイメージなど、魅力の多いメモ帳だと思うが……とにかく減りが早い。
野帳が一冊80pあるのに対し、ノリがいいときは平日朝に6,7ページくらい書いているのだから、減りが早いのは当然ではある。
そんな私の野帳使用法はというと、日付と、そのページで考えたいテーマを書き、本文を書いていく。基本はそれだけだ。後日見返したいところにはマーカーを引いてみたりもするが。
結果として、その時関心があるテーマの深堀りができ、その結果や海弾数に満足し、スッキリして一日を過ごすことができる。
優先すべきは課題解決ではなく、課題を書き出したことによるスッキリ感だ。課題に対する考え方が変わって解消すれば儲けもの、くらいだ。
毎日使っているのなら、いっそのこと野帳に色々集約してしまうのも悪くないのかもしれない、とは思う……だが、では何を? と言われると少し困る。
プライベート用手帳として休日などの予定記録に特化させる? 趣味活動のログを取る? どれも今ひとつピンとこない、というか試して失敗済みだ。
ただ一つ続いている思考のメモ書き・アイデアノート的な使い方が一番しっくり来る。
これを壊さず、かつ新しいことを組み込みたい。しかもルーズリーフのように次の野帳への引き継ぎ機能も必須となると……やはり今の役割に絞った運用がベストなのかもしれない。
……とはいえ、上記を満たす利用方法の構想はある。具体的には、ハビットトラッカー、ガントチャート的なものをA5に印刷して挟んでおくのはどうかな、と考えている。
A5の短い辺と野帳の縦は近いサイズと感じているので、三つ折り・四つ折りくらいで挟むことはできる。最終ページに付箋ノリでもつけてあげれば新しい野帳への移行もスムーズ。
ただし、いまの私に長期間の訓練で習慣づけたいことがあるわけではない。新しい習慣として何をすればいいのかわからない、と言ってもいい。
なので私は、すでに無意識に続けている・やっていることを記録する運用をしてみたい。
狙っている効果は2つ。今身につけている習慣への感謝と肯定を生むことと、自分が低頻度でやっていることを忘れず、自覚することだ。
前者はnoteの連続更新数カウントのような意味合いだ。現時点で習慣化できていることを数字に起こすことで「自分すごいじゃん」と自己肯定につなげたい。
そして後者では、上記と同じ場所に「現状たまにしかやらない」ことを記録する。具体的には、創作活動に手を付けた・お気に入りの場所に行った、などになるか。
時折無意識に手を付けるが、次やったときに「前回これやったのいつだっけ?」と思うことが(少なくとも私には)ある。
この無意識にやってしまうことの頻度を記録することで自分が好きなもの、うっかりやってしまう失敗を自覚できるのではないか、という話である。
ログが貯まれば項目とその頻度が浮き彫りになる。それをもとにこれは増やすとか、逆に意識して減らす・やめるなどの判断ができればベストだが……まずはログを集めることに集中したい。
未来に向けた自己啓発に着手する前に、まず現在まで積み上げた自己理解から。
ツールは道具。使い方は自由ってことで。