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ヨガの先へ
4年前から、ヨガが毎朝の習慣として根づいている。
そこへ至った経緯は、これまでブログや著書でも何度か書いてきた。
流行りにのって31歳のときにヨガ教室に通い始め、出産などで休止しながらも、そこそこの柔軟性はキープしているつもりでいた。ところが4年前に受けたヨガの体験レッスンで、思った以上に自分の体力と筋力が低下している現実に直面し、奮起して自主トレ(家ヨガ)をはじめることにした。
パワーヨガのDVDを買い、それに合わせて毎朝50分間。「2日以上休まない」をマイルールに続けてきたところ、今年になって、とうとうヨガのポーズの中でも高度とされるヘッドスタンドという逆立ちポーズを達成した……というのが、ざっとこれまでの「ヨガとわたし」。
ときには「毎日続けられるなんてえらい」とほめていただいたり、「奈緒さんの影響でヨガをはじめてみたけど、なかなか続かない」という声が届いたり。わたしの場合、自覚していた以上に自分の体が中年化していたことへのショックと焦り、教材のDVDをちょっとハード目なものにしたのが継続のモチベーションにつながったと感じている。
わたしがやっているヨガは、筋力と体力アップを目的としたパワーヨガ(アシュタンガヨガがベース)で、レッスンには腕立てや腹筋が組み込まれているから、筋力がつけばつくほど、辛かったポーズも楽になっていく。
だから最初のうちは「あまりにキツくてヨガ自体がイヤになっちゃいそうなこの状態から早く脱したい」と思って毎日続けた。
呼吸をしながら体をすみずみまで伸ばして体内の酸素や血流を循環させる、ヨガの本質的な気持ちよさは知っていたし、こんなに続けられた運動は他にないから、ヨガだけは嫌いになりたくなかったのだ。
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