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異国ニテ、凡人ユエニ・・・

雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケテ、
雪ニモ、夏ノ暑サニモ負ケ・・・


幾度か倒れ伏せど、再び立ち上がり、
再び敗れんことを知りつつも、
漸く(やうやく)小さな成長を積み重ねてゆくなり。

敗れつつも、その中に見ゆる小さな慈悲と、
僅(わづか)かながらの強さあり。

而(しこう)して、敗れることの価値を知りて、
ただ我がままなる身として、
日々を生きる

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子供の頃に大好きだった宮沢賢治の詩に影響を受けて、上の短い詩を描いてみた。でも、彼のようにエゴがなく、澄み切った素晴らしい人には、到底なれないと感じる。

私たちは、自分のアイデンティティにとらわれがち。住む場所、いい会社で働くこと、行動すること、誇りに思うことなど。

結局、凡人だからこそ、こういったことにこだわってしまう。

それゆえ、ちょっとした雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケテしまう自分がいる。

・・・雑文だけれど、欧州からの徒然なる思いを綴ってみることに。
よろしくお願いします。


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