【本】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

自分が読書をするときは、
何か不満を抱えていることが多いです。

だからこのような本が気になったのは、
それ以前に私の時間の使い方に不満があるからだと思っています。

今回は中島聡さんの
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を読みました。

中島さんはかつてマイクロソフトで
Windows 95、 Internet Explorer 3. 0/ 4. 0、 Windows 98 の ソフトウェア開発に携わり、ドラッグ＆ドロップやダブルクリックなどの概念を導入したプログラマーだったそうです。

今回の本は、筆者のが仕事に取り組むときの時間の使い方について書かれた本です。業務時間に裁量があるところは私と異なりますが、活用できそうなところも多いです。

あなたの仕事が終わらない理由は以下の3点でした。
１．安請け合いしてしまう
２．ギリギリまでやらない
３．計画の見積もりをしない

これで、見事にラストスパート型の会社員の完成です。
これが続くと上司からの信頼も失ってしまいます。

著者は「すべての仕事は必ずやり直しになります」
と言っていて、納期を明確に決め、
そのうちの2割の時間を割き、プロトタイプを最速で作り、
残りの時間で100%まで出来を高めていくのが良いと言っています。

ラストスパート型ではなくスタートダッシュ型です。
（著者は界王拳と言ってましたが）

ただし、仕事を予定納期に対して最速で終わらせてはいけないとも。
それは上司がさらに短い締め切りで仕事を要求してくるようになるということと、いつも全力を出していると生産性が落ちてしまうからです。

そこで余裕（スラック）が必要になるのです。

重要なのは仕事を早く終わらせることよりも、
仕事を安定して続けることと意識すべきです。

あなたの仕事は仕事をおわらせることです。