76:JICA海外協力隊の選考試験で意識したこと
Bonjour!
今年の春募集の応募期間は2024年5月17日(金)~2024年7月1日(月)です。
本記事は私が2年前に受けた一次選考と二次選考について思い出せる範囲で記載していきます。
① 一次選考(書類審査)
・ 健康診断
意外と健康診断で引っかかる方が多いと聞きました。私は視力が1.0無くて「あ、落ちたかも」と本気で思いました。また、BMIが18以下だと引っかかるのでお気をつけください。
・ 適正テスト
自動車学校で行う適性検査みたいなもので、携帯でぽちぽちやってたら終わります。笑
・ 語学力審査
最低英検3級が必要です。「これから新たな言語を学んでも問題ない」という証明のために必要なだけです。 (といっても、英語がペラペラな方は他の言語の習得率もかなり早いです。どれだけ勉強しても彼らには敵わないと訓練所で思い知らされました。)
・ 書類審査
「ボランティアの意義や目的」「参加動機」「希望職種と自分の実務」「帰国後について」など指定された項目について記述します。これは二次選考の面接でも使用されます。
・ 技術審査
→シニア案件のみ
一次審査は書類だけですが、一点でも書類に不備があると不合格です。逆に、書類に不備がなければ落ちることは滅多にないと思います。
合否は8月に出されます。
② 二次選考(面接審査)
・ 人物面接
一次選考の書類の内容に加えて、長所や短所、家族や職場が協力隊の参加を賛成しているかどうか等を聞かれました。
・ 技術面接
応募者の経歴と希望した職種が合致しているかどうかのすり合わせの面接です。
合否は10月下旬に出されます。
コロナ前は東京で面接試験があったようですが、コロナ後はオンラインで2日間に分けて試験が行われています。
東京での面接試験は「圧迫面接」だと有名でしたが、現在はオンラインなので終始穏やかに終わりました。
面接日程と時間はJICAが指定した日付で行います。その年は5年生を担当しており、技術面接の試験日が野外学習の前日でした。当日と被っていたらどうしてたんでしょう…。
* 選考試験で意識したこと
「ありのままの自分で臨むこと」です。ネット上には情報が溢れていますが、あえて何も下調べをせず挑みました。
私は第1志望はカンボジア、第2・3志望をベナンにしていました。
住みたいと思っていた地域の要請が出ていたのでカンボジアを第1希望にしましたが、要請内容は「体育と音楽を中心とした情操教育の普及」だったので、「自分には合わないから合格してもベナンかな」という自覚がありました。
面接では「どの教科を教えるのが一番苦手ですか?」と聞かれましたが、正直に「体育です」と答えました。←流石にあほ
その瞬間は「落ちたな」と思ったのですが、嘘の自分を作りだして合格しても「派遣されてから辛くなる」と考え、ありのまま答えました。
また、「絶対東南アジアかアフリカに派遣されたい」ということを「インフラが整っていない途上国に憧れがある」という理由と共に伝えました。
それだけでなく、「治安が悪い中南米で合格したら辞退する」とも伝えました。強気。笑
ここまで伝える必要はなかったかもしれませんが、この時の受験が年齢的に最初で最後になるかもしれないし(協力隊は何度も派遣可能)、行きたくない地域に派遣されるのだけはどうしても嫌だったので…。
実際、希望をしていない要請で合格した同期はたくさんいます。よって「希望の職種」「派遣されたい地域・国」ははっきり伝えた方が良いと思います。
倍率を見るとコロナ後はだいぶ低くなっており、1倍や定員割れをしている職種もたくさんあります。
頑張ってください!