新卒で入った大手メーカーを辞め、海外🇻🇳で働く決断をした理由と決意表明
0.簡単なご報告
この度、20年3月末で新卒で入社した某大手自動車部品メーカーを退職することにしました。
そして4月よりベトナムへ渡航し、現地の人材系ベンチャーで働く予定です。
現職で出会えた大切な仲間にはとても感謝しています。その上でこの決断は「今の仕事を辞めたかったから」ではなく「ほかに今チャレンジしたいことがあったから」というものであり、また、新卒で今の会社に入ったことは全く後悔しておらず、希望していなかった今の部署に配属されたことも今では意味があったのだと思っていることを後述します。
1. なぜ今、転職を決意したか
人生の大決断ともなる考えるきっかけをくれたのはAbemaTVのとある番組です。
「さよならプロポーズ」
ただの恋愛リアリティショーと受け止める方もいるとは思いますが、わたしにとってサアヤちゃんの話は他人事には思えず、痛いほど共感しました。
↓サアヤちゃんブログ↓
・結婚したら一緒に住むつもりだったが、やっと東京で自分らしい生き方を見つけたのに全てを捨て今すぐ彼(神戸)のもとへ行けない
・結婚してしばらく別々に暮らすとして、いつ彼の元へ行けるのか明確な期限を提示できない
・それでも結婚したい
さよプロを見て、「わたしもきっと同じ決断に迫られる」と感じました。
大好きな人と今すぐ結婚できるか、と言われると今の答えはNoで、貯金がないとか現実的な問題もあるけれど、まだやり残したことがありすぎる。
結婚してからでもできるかもしれないけれど、あまりに身勝手すぎても相手やご家族に心配や迷惑をかけたり、結局タイミングを逃して挑戦できずに一生悶々と過ごすかもしれない。
自分らしい生き方の実現と結婚(=一緒に住む)で、天秤にかけたくないと思ったんです。
そのために人生を逆算すると、今すぐにでもキャリアの方向性を変えるべきだという結論に至りました。
※ 昔から「今が楽しければそれでよい」という考えで先のこと考えるのってとても苦手なんだけど、今の彼と付き合ってから少し打算的に考えるようになりました。 (笑)
2. 現職で得たもの得られなかったもの
入社してからこんなに早く辞めるつもりはなかったのですが、私がこの会社で得たかったものは全て得られて、得られないものについては諦めがついたので、この決断ができました。
これらはある程度の規模感がある会社でないと得られなかったもので、新卒であえて大手を選んだ意義をしっかりと得られました。
「海外と関わる仕事をするために」グローバル展開をする企業に入ったのに、「海外と関わる仕事をしたい」と面接でも声をあげたのに、配属された部署は国内オンリーの教育部署でした。どんな仕事でもいいからとにかく海外と関わりたかった私は、悔しい思いでいっぱいでした。
今の部署で頑張って部署異動希望を出せばいい、という考えもあるけれど、自部署もどんどん人が抜かれて異動希望が通りにくいのは明らかだし、異動した先で何年後に海外勤務ができるかの保証もなく現実的ではない。「それなら自分からチャンスを掴みにいこう」と決断するのに、そう時間はかかりませんでした。
3. 新しい職に何を求めたか
私の場合、これはハッキリしていました。業界や職種は絞らなかったものの、将来生きたいビジョンに繋がるものを後悔しないために今掴みに行くという決意でした。
・確実に海外の人と関われる仕事
・今後30代以降、日本国内でグローバルに働くためのキャリアに繋がる経験
・30代になってからでは挑戦しにくい経験
逆に、企業の規模感や人の魅力というのは求めませんでした。それらは現職で働いてみて、重視しなくてよいものだと自信を持って判断できました。
4. どういうふうに転職活動を進めたか
ざっくりいえば、転職エージェントや転職サイトを経由して、たくさんの企業に応募し面接を受け、内定を得た中で選んだ次第です。(普通)
スピード感で言えば、実質2ヶ月で転職活動を終えました。
やりたいことは特になくて、とりあえず海外に関わる仕事をしたいと思って自分でも応募できそうな求人をひたすらチェックしていました。たくさん求人票を見たり面接を受けたりしていると、肌感としてなんか違う、とかここはいい、とか分かるようになってきました。それをもとにターゲットをさらに絞っていく、という効率は悪いけれど漏れのない進め方でした。
国内勤務で海外出張の多い仕事も、海外勤務の仕事も受けて、大手もベンチャーも内定もらって、たくさん行動して、たくさん悩んで、たくさん泣いて。ありがたいことに一通りの選択肢をすべて検討できたからこそ、納得いく形で転職活動を終えることができました。
相談に乗ってくれた皆さま、モチベーションを与えてくれた皆さまには本当に感謝しています。
5. 新しく働く会社についてと決意
※大学2年生のときにホーチミンに行った際の写真
前述の通り、4月よりベトナムの人材系ベンチャーから内定をいただき、ホーチミンにて働く予定です。
会社の概要をわかりやすく説明すると、東南アジアに進出する日系企業などに、必要な人材(現地人・日本人)を提供したり、海外ならではの人事制度や労務管理、人材育成など人事全般の課題解決に向けたコンサルを行う企業です。(拠点はベトナムはじめインドネシア、マレーシア、シンガポール、日本にもあり、拡大中だそうです。)
決め手となったのは、私が求める3点が全て得られることと、会社そのものが私の生き方とリンクするのではと思えたことです。(ちょっときもいけどほんとのこと)
わたしは新しいものに挑戦することが大好きで、多様な価値観に触れてこそ人は成長できると信じ、いろんなバックグラウンドを持つ人と関わることを大切にしてきました。勤務予定の会社の理念はまさに同じことが書かれていて共感の嵐でした。
また大学時代から、海外で働く日本人がもっと増えればいいのに、と思っていて、卒論も同じようなテーマで提出をしました。今後わたしが海外進出する日系企業の課題を解決することで、少しでも貢献できればと思っています。
そして、最後に希望せずして配属された現職での経験が活かせるということです。トヨタ系のグローバルスタンダードなメーカーで工場向けの教育を担当した経験は、日系企業の海外拠点にとっては喉から手が出るほど欲しい情報です。そんな短期間で評価されるほどの経験を積ませてくれた現在の会社にも感謝しています。
今後のライフプランとして、一生ベトナムにいるわけではなく最終的には日本に戻ってきたいとは思っています。(わたしの口からライフプランとか出てくること自体、数年前の自分からしたら笑っちゃうと思う。)
時期は何が起こるかわからないから言えないけど、然るべきときまでにやり切ったと思えるだけの実績を積んで満を辞して帰ってこれるように、安全に気をつけながら、どんなことも恐れず挑戦していくことを誓います。日本で頑張るみんなに負けないように、爆速で経験積んで成長します。
<おまけ>転職を悩んでいるあなたへ
わたしは海外との関わりを期待して入社したメーカーで、それとは程遠い部署に配属された時、下記の言葉に救われました。みんなが聞いたことあるであろう、スティーブ・ジョブズのかの有名な演説ですが、一度自分ごとに捉えてみてください。
わたし自身、高校の部活で部長としてうまくみんなをまとめられなかったこと、高校や大学で留学やワーホリを諦めたこと、ヨーロッパでのテロで旅行を諦めざるを得なくて東南アジアへ行ったこと、海外で働きたくない日本人に疑問を持って卒論を書きあげたこと、無駄に高いTOIECの点数があって二度の面接でもたくさんアピールしたのに海外に関わる部署に配属してもらえなかったこと。当時はただの出来事だったけれど、今思い返すとすべてが繋がっているのだと思っています。
皆さんも先が見えない時、この言葉を頼りに大胆に着実に進んでみてはどうでしょうか?
最後に同期へ、
社内外の環境が大きく変わりゆく今、これを乗り越えてこそ自分が成長できると思うか、会社に振り回されるのを嫌ってもっと活躍できる場所を他に探すか。当たり前のように、どちらにもいい面と悪い面があると思います。
わたしは、選んだ先で自分に何ができるか、どう捉えるかが重要だと思う。だからここに、これからの選択を自分の力で正解にしていくことを宣言しておきます。
ただこれだけは言えるのは、こんなにもたくさんの尊敬できる大好きな同期がいなかったら、毎日が本当につまらないものになってました。今後もずっと尊敬し仲良くしたいと思える同期には本当に感謝してます。
この決断が、自分にとって後悔なく人生を終えるための大きな一歩に、そして誰かの勇気になれば幸いです。
(最終出社は2月末となります!社内で会える人はぜひ声かけてください!
また4月以降ベトナム・ホーチミンに滞在予定の方もぜひ教えてください!案内できるようにします!)
ホーチミンでぼったくってきたバイタクのおっちゃん、4年越しに絶対見つけてやる。笑
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