整える、をする。わたしにとっての掃除のイミ。
あぁ、止まらない。
今日は掃除をしよう、なんて思ってもいなかったのに
一度手を出すと、どんどんキレイにしたくなる。
毎日の暑さにへこたれそうになりながらも
お腹いっぱい食べた後の別腹デザートみたいに。
整える、をしたくなる。
思うに、大掃除は夏こそやるべきだ。
朝に干した洗濯物も昼前には乾いてしまう。
リビングの大きめラグを丸洗いするにも最適。
その間に床拭きもできる。今回はワックスまでかけてしまおう。
気づいた時にささっと拭き掃除ができるように、
使い古しのシーツを細かく切って常備してある。
いつもお世話になってる無印のシーツたち。
最後まで余すところなく使わせていただく。
ひと息つく。
お茶を淹れる。
小窓から見えるお隣さんの鉢植えがイキイキしている。
暑いけど、うっすら吹き込む風がキモチいい。
ふと、目線を上に映すと換気扇の汚れ。
無論、やる。
ガスレンジ周りの磨きあげもこの際一緒に。
ピーピーピー。
洗濯物終了です、の合図。
はーい。
次はカーテン。
カーテンは干す場所に困らないから便利。
吊るして乾かしちゃうんだもんね。
と、その前に。
レールにうっすら溜まった埃を拭う。
カーテンなしの窓から見える景色は爽快。
しばし、外を眺める。
外から見えるわが家とわたしも眺めてみる(想像の域で)。
景色から窓ガラスにピントをずらす。
なんという汚れ!
明日からしばらく雨予報らしい。
いま拭いてもまた汚れる。けど、拭く。
生活してるから埃がたつ。
日々の移ろいはコロコロ変わるお天気と共に。
台風が来る前でも窓拭きをためらわない自分でありたい。ひっそりと思う。
整える、は自分との折り合いの付け方。
イチローが現役時代、
同じ動作でバッターボックスに立ち続けたように
わたしにとって掃除をすることは
自分らしくあり続ける一つの手段。
整える、が目的じゃなくて
その先の、なんでもない日々の暮らしに
身の丈にあった心地よさを生み出すための
土台作りであり、工夫でもある。
気持ちが良い、を感じることが
気持ち良いです。
しあわせ。