水平線

誰かが歌った

どこまでいっても交わらない
まるで僕と君のようだ

わたしは思う

それは孤独

空に太陽が昇ると

海はその姿を写し出す

空が泣くと

海はかさを増す

ひとは孤独

空と海のように

影響しあったり

そのなかに自分を見たりする


自分であるために

ひととひとは境界線を必要とする


死んでも人との境界線は

あるのだろうか


19歳冬 作

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