[FT・Lex]米航空業界、出張需要の回復鈍く運賃上昇
出張についてのそれぞれの立場、コメント。
アメリカでビジネスに身を置いていて、いろいろな人の話を聞いたりする中で
中小企業は出張が元に戻る(差別化、トップセールス)
大企業は出張が元に戻らない(費用対効果)
の意見に同感だ。
意思決定者は出張に行く、それ以外は機会・出張者を厳選するだろう。
アメリカ国内線はコロナ前よりも運賃が高い、今夏で3か所行き、$4000は使ったかな。
再保険大手のスイス再保険、米顧客情報管理のセールスフォース・ドットコム、大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)などは、出張を減らすことで二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指している。
このような変化は、旅行業界に極めて大きな影響を及ぼす。米旅行協会によると、パンデミック以前の出張客は旅行全体の2割にすぎなかったが、宿泊施設や航空会社の売上高の4~6割を占めていた。
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、出張の半分は二度と戻ってこないと考えている。その対極にあるのが米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)で、バンカーが出張して顧客を訪問しないことによる機会損失を嘆いている。出張の将来はこの2人の考え方の中間にありそうだ