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障害児育児が苦しいとき工夫したこと⑤カウンセリングを受ける_2

話を戻して。
発達障害児の保護者の方が受けるカウンセリングのメリットを以下に述べたいと思います。

守秘義務あり

どんなに子どもを愛していても、意思疎通ができない子どもに対して、どうしようもない憤りを感じる時があって当然だと思います。私は何度もありました(あります)それだけ追い詰められているのに、一般の人に話したら児相案件です。目を付けられる前に、守秘義務を課されているカウンセラーに話を聞いてもらうことは有効です。

SNSの愚痴はリスクが高い

SNSは情報源として活用できますが、Twitterで愚痴る人をいわゆるクソバイスが群がり窒息しそうになっているのも何度も見ています。また善良なアドバイスだとしても、時として毒になります。上手にSNSと付き合える心持ちの時以外はリスクが高いなと思っています。

プロにしかできない受容がある

外出時にパニックになる子どもを、叱ることなく落ち着くのを待つ作業は、第一義的に子どもを思っていますが、その裏で確実に自尊心を削られています。
打つ手がない&アドバイスしにくい話題の時によく聞く慰めは「発達は個性」「親を選んで生まれてきている」系。これ本当に悪気がないし実際私も言ってしまったことがあるのですが…例えば同じ困り事として車がパンクした時「パンクは個性」「あなたを選んでロット不良」は、なかなかだなと。
(もちろんこれが心地よく感じるならそれを否定するものではないです!私は、お、おぅ…と思うタイプなんですよねー)
誰もが心痛める出来事であっても、プロのカウンセラーの多くは、はぐらかしたり慰めたりはしません。クライアントの語られる言葉を過大にも過小にも受け取らず、そのまま受け止めてくれます。そうすることで次に進める心持ちになれることが多いです。

問題を整理し、効率よく療育ができる

発達障害の専門医と話す時間はたいてい限られていると思います。その中で自身ののストレスゆえに愚痴に終始してしまったり、複合的な問題が絡み合ってるのに、こちらの質問の投げ方が一面的だと、解決から遠のいてしまいます。しかしその前にカウンセラーに話ができれば、混乱した感情を言語化してくれるので、鏡を見るように状況を理解し問題を的確にとらえることができます。
カウンセラーには問題整理を、専門医には具体的支援をと、それぞれの役割を使い分けることで、より効果を発揮することができると思います。

プロの視点で新しい切り口を見せてくれる

息子の奇行に関することを話していた際、元夫の息子のかかわり方を突如聞かれたことがあります。諸々の話をし、そこで始めて夫の態度は『虐待』に当たることを知りました。自分のための離婚でしたが、息子にとっても肯定的な出来事であるとわかり安堵しました。全てのカウンセラーがこれをできるわけではないのですが、見つかるまで探す価値はあると思います。


カウンセラーの探し方として、Cotreeやココナラから探せば、オンラインで話を聞いてもらえるし、対面より2~3000円は安い。今私がお世話になっているのは45分で5,500円。月1回、自分の人生の投資と思って捻出しています。決して安くはないのですが、失った時間の長さを考えれば、もっと早く始めておけばよかったと、とても後悔しています。

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高校一年になった息子は、教科書通りの反抗期を迎えています。
母は嘘つき、あっちにいけと言われ、こちらの言うことは虚空に響くだけで本人に届かず。部屋は教科書とプリントがすり鉢状に積み上げられ、中央に一本けもの道がごとくわずかに絨毯が見えるだけ。先日プリントの間から親指大の乾燥したきゅうりのへたが出てきた時には、それがいったい何であるのかしばし時間を要し、それがナニであると分かったうえで、また同じ場所に戻しておきました。

投稿数日後、まだそこにいました。

分かりやすい幸せの形からは程遠い母と子の生活ですが、何が幸せかは自分で決める強さを手に入れたことは、カウンセラー始め、たくさんの人たちの協力を経てつかみ取ってきたこと。胸を張っていきたいと思っている、そんな毎日です。

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