認知症って種類がいくつあるか知ってますか。
認知症って何?もの忘れと何が違うの?
認知症とは何でしょうか。もの忘れとどこが違うと思っていますか。
まず認知症を理解するための基礎知識をお伝えしていきますね。
認知症とは?
認知症という名称は、特定の病名ではなく、記憶などの情報をつなぎ合わせて適切に判断することができなくなっている状態を指します。
以前は「痴呆症(ちほうしょう)」と呼ばれていましたが、痴呆(ちほう)には「愚か(おろか)」という意味もあることから、「認知症」と呼び方になりました。
日本神経学会では、
認知症とは、
「一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態をいい、それが意識障害がないときに見られる」と定義しております。
体験したことの一部を忘れるのは、いわゆる「もの忘れ」になります。
・例えば、(昨日の食事は何を食べたかをふと思い出せないことはあっても、何かを食べたことは覚えています。)
・落ち着いて記憶をたどると何を食べたか思い出せるでしょう。
しかし、認知症が進行すると、食べたものだけでなく、食べたこと自体を忘れてしまったり、メニューを教えられても思い出せなくなったりします。
このように一般的なもの忘れと違い、認知症では日常生活にも支障が及びます。
認知症の主な種類について
認知症で治療して症状が改善するケースは一部に限られます。
場合によっては、症状の進行を遅らせられる可能性があるため、種類を確認しておきましょう。
主に65歳以上の5人に1人が発症しています。
1.アルツハイマー型認知症 67.6%
2.脳血管性認知症 19.5%
3.レビー小体型認知症 4.3%
これらは「三大認知症」と呼ばれています。
前頭側頭葉変性症 1%
その他の認知症 7.6%
治療できる認知症は三大認知症以外で、慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・脳腫瘍などが原因ともなっているといわれています。
まとめ
・認知症は高齢者の約7人に1人が発症する身近な病気です。認知症にはさまざまな種類があり、世代に関わらず発症のリスクがあります。
・認知症について正しく理解し、生活習慣の見直しなどの予防を心がけることが大切です。そして、認知症が疑われる場合には、速やかに検査を受けて早期発見に努めましょう。
・また、治療費用に不安を残さないためにも、将来の認知症介護に備える保険への加入も検討するとよいでしょう。
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