仕事って
何なんだ。
働くってなんだろう。
年貢を収めるために、主に米を作らないといけない。
大根や人参じゃだめなのかな。
そんなことを最近よく考える。
今している仕事は、ずっと当たり前だと思っていた仕事。
家族、親戚がその職業についていたので、働くってそういう仕事をすることだと思っていた。
だけど、ストレスが凄い。
マズローの欲求段階説で現状を見る
斎藤環(2016)『承認をめぐる病』ちくま文庫.
斎藤はマズローの欲求段階説を次のように説明している。
マズローは、人間の基本的欲求を低次から高次まで五段階に分類した。すなわち、①生理的欲求(physiological need)、②安全の欲求(safety need)、③所属と愛の欲求(social need/ love and need belonging)、④承認の欲求(esteem)、⑤自己実現の欲求(self actualization)である(p.59)。
「生理的欲求」とは、生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求である。「安全の欲求」とは、経済的な安定や健康、事故に遭わないことなどへの欲求である。「所属と愛の欲求」については、(中略)生理的欲求と安全欲求が十分に満たされた段階で芽生える欲求である。要するに「孤独のままでいたくない」というものであり、つながりや所属に対する欲求である(pp.59-60)。
ここで私の仕事を振り返ってみようと思う。
現在の仕事は、長時間勤務のため常に睡眠不足状態にある。
本当に酷いときは3時間睡眠で仕事に行ったりしていた。仕事中立ちながら意識が飛んだりすることは、珍しくない。
仕事が終わり帰宅した後、仮眠をとる。
と言っても寝すぎてしまうことが多い。
先日は、16時過ぎから寝て18時には目が覚めるだろうと思い、床に入った。
寝ているときに津波警報の音で目を覚ますと、8時間ほど寝てしまっていたらしい。1度も起きなかった。
睡眠不足から、食べ過ぎてしまうことも多々ある。
体温が低いなと思ったら、食べることでなんとか引き上げることもある。
睡眠が足りていないときは腸の調子が鈍くなり、体調を崩すことも少なくない。
これは、上記の欲求でいうところの、①「生理的欲求」だ。食事・睡眠・排泄…。
一番根底にあり、全ての欲求に関係すると思う。
②「安全の欲求」も、意外と危ういのかなと感じることがある。
それは経済的な安定面と、健康面だ。
ここ数年、所謂、休日出勤をあまり積極的に受けていない。
入社1、2年目は「断ると出世に響く」、「協力しないやつは「ダメ」なやつだ」という会社の風潮などで、それが当たり前ならよっぽど大切な用事がない限り断れないよな~と思っていた。
今の現場に来てからは、最初は受けていたが、嫌なことを無理にするのはおかしいと気付き、基本的には断ることが増えた。
ただ、たまに引き受けることがある。
そうすると大体は7連勤の4日目くらいで、メンタル面が崩壊する。
以前の現場では、14連勤などは「普通」であった為、一体どのような心身の状態で仕事をしていたのだろうか。
覚えていない、記憶がないので、想像するしかないわけだが。
つい数か月間、同僚にbabyが誕生した。
子どもは社会の宝だし、(私は子どもを育てることは無い予定だし、)出来ることは協力しなきゃ(いけない)!と思った。
なので、その同僚が休んだ日を頑張って休日出勤した。
けど、本当に限界だった。
睡眠が足りない日々。心身共に疲弊し、「私」が大根おろしのようにおろされてすり減っていく…。
頑張って働いた月と次の月は記憶がない。
何をしたのか、誰と話したのか、誰とご飯へ行ったのか。
とても断片的で、箇条書きのように情報としては何となくは残っているけども、「想い出」としての記憶は非常に薄い。
私的には「これだけしんどい思いをした」と思っていても、周りもそれくらいの連勤は「当たり前」なのでしんどいって言えない。
それにとてもいいお給料の額面になっているかというと、そうでもない。
ストレスでお買い物をしたら一瞬でなくなる。
車も欲しいなぁ、手放さなければよかったなぁと良く思う。
けど、私の給料では到底無理だ。
駐車場代と任意保険が払えない。
絶望しそうになる。いや、絶望しているのか。
お金を稼ぐ。
稼いでも以前のような、「家庭を持って、車を持って、一戸建ての家を持って、家族旅行に毎年行って…。」といった「よくある」ライフスタイルを送れるような収入じゃない。
(家庭を持ちたいとはこれっぽっちも思っていないが…。)
話がかなり逸れたが、とにかくここまま今の仕事を続ける自信がないし、続けたいと思わないということだ。
もしかしたら春から人事異動で違う職種というか、異なる業務につく可能性もある。
だが、それまで持つのか。私の心。
どうせ春から異なる業務をするなら、転職することも選択肢の一つに入れていいように思う。
それに本当に異なる業務につけるかも不透明だ。
心がまだ潰れきっていない間に、辞めたい。辞める。
自分を大切にしたい。自分の気持ちを一番に考えたい。