「その志望動機、うちの会社じゃなくてもよくないですか?」と質問するのをやめた方がいい理由

今回の記事では、僕が学生時代に就活したときから心に抱いていたことをまとめる。

それは、企業の人事が学生の志望動機に対して

「それってうちの会社じゃないとできないことですか?」と質問するのをやめた方がいい

というものだ。

面接を受けにきた人はその会社の鏡という思考のススメ

先ほどSNS上でこのような呟きをした。

これは、

「その志望動機、うちじゃなくてもよくないですか?」

という無意味な質問をしてしまう企業の人事へ宛てた僕なりのメッセージである。

単刀直入に言ってしまえば、

「志望動機に独自性がないのは学生ではなく、お宅の会社が悪いんじゃないの?」

という問いかけだ。

何故このように書くかというと、企業が学生に対して

「その志望動機、うちの会社じゃなくてもよくないですか?」

という質問をするということは、言い換えれば、

企業は学生に対して独自性を求めている

ということを意味するが、

企業と学生が共に対等な関係である

と考えれば、

その質問をする会社自体にも独自性がなければならない

はずである。

ここで、

うちの会社には、他には負けない独自性がありますよ!

と胸張って言える会社であれば何も言わない。

しかしながら、そういった企業は数える程しか存在しないし、

もしその会社に独自性があるのであれば、学生はその独自性を志望動機に書くはずである。

でも書かない。

何故か。

その企業自体に独自性がないからだ。

でもこの事実に気づかず、

歴史とか権威によるプライドが邪魔して、

うちの会社には独自性が沢山あるからそれをもっと書くべき

と思い込んでいる企業が多いように思える。

そして、そういう企業に限って実際に中を開けてみると、独自性なんてものは一欠片もなかったりする。

だから、僕は企業に対して、

面接を受けにきた人はその会社の鏡

という思考をもつことを奨めたい。

何故なら、この思考によって

会社側: 自分の会社が独自性のない事実を受け止め、自分の会社を成長させるきっかけを得ることができる

学生側: 「その志望動機、うちの会社じゃなくてもよくないですか?」という問いかけに悩む必要がなくなる

というメリットがあるからだ。

けれども、肝心の独自性そのものを生み出すことが難しい場合もあると思う。

そこでお勧めしたいのが、

肩書きではなく、価値観やライフスタイルで割り振られた組織を作る

という考えだ。

この考えについては以下の記事にまとめたので是非とも参考にしてみてほしい。

参考記事 → 何者でなくてもいいという教育を浸透させるべきだ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もしもこの記事を読んだあなたが企業の人事であれば、こういった考え方もあるとうことだけでも理解してくれたなら幸いです。

それと余談ですが、

この記事に示したような考えが受け入れられるようになった暁には、独自性が自分の会社に無いことを素直に認めて、むしろ

独自性をどのようにして生み出していくか

を学生と話し合う面接を実施してみるのも面白いかもしれませんね。

最後になりましたが、この記事を読んでくれた全ての方に

考えるきっかけ

変化の機会

を与えることができたなら幸いです。

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