Green Talk 26 :最後まで全部美味しく
突然ですが、義理の母の台所でよく使われるある言葉が好きです。
漬物用のウリや、佃煮用の唐辛子の葉、冷蔵庫にちょっとだけ残っているお野菜、他より少しだけ時間のかかるサツマイモの天ぷらとか。
それらに彼女は「面倒見てあげないとね」という言葉をかけます。
最後まで美味しく食べるには、こちらからまず愛情を注いで。
私は、その愛情の注ぎかた初心者なので、梅干しがしょっぱくなったりと。面倒見たそれ以上かえしてくれるのもいれば、まあ!どうして!!というものも出てきて。ああ、こういう事も普通にあるよねえ、人も自然もそうだねえとなんとなく納得しながら食べ物に向き合っています。
人にまで至るとか考えすぎと、横からツッコミがよく入ります笑。
今朝は起きてから、レモンシロップと塩レモンの瓶をフリフリしました。私の小さな小さな「面倒を見る」行為。
我が家のゴミ箱に食品系の梱包プラスチックが多いということを改めて感じられたという出来事を先日書いたのですが。
そこで、なるだけ包装していないお野菜を持参した袋に入れられる場所を探してみようと決めていました。
こちらの無印良品銀座の野菜のコーナーが一部の製品が包装なく売られています。袋も無印良品だと逆に「要りますか?」と聞かれるので、これにいれてください!と布袋を渡しています。
この前ちょうど、鴨川のレモンが1つ90円で販売されていて。
ポイントはノンワックス/皮まで食べられるというところ!スーパーなどで買うとノンワックスの国産ものは倍ぐらいのお値段で売っていたりします。
食事の際に、胃の消化サポートにレモン水を飲むのですが皮までいただけるのは嬉しい。準備に皮をむかなくて良いのも嬉しい笑。それ以外も使えそうと多めに買ってきました。
そして、時間がある時に、「さて、面倒みよう!」と。
一旦塩で揉み洗いして、輪切りと櫛形に切り、可能な限り種を取っておきます。一部はジップロックに入れて冷凍へ。一部は塩とともに熱湯消毒しきれいに水分を拭いた瓶に詰めて塩レモン。最後の輪切りも同じく熱湯消毒した瓶に蜂蜜と層にしてレモンシロップへ。
できたら、冷凍したレモンは食事のレモン水用やスムージーをさっぱりとさせたい時に入れたり。塩レモンは塩麹と一緒に鶏肉をつけて焼いたり。レモンシロップはレモネードでも。私は柚子のシロップと一緒に無糖ヨーグルトにかけたりが好きです。
Bea Johnsonさんの著書 ゼロ・ウェスト・ホームには食べ物の無駄を減らすA-Zという、24ものやり方が書かれていました。Aだと、Add it(加える)で、かぼちゃなどちょこっと残ったものは、甘くない食事用パンケーキに混ぜてみてください、などです。
今回は、その中のP/Preserve it(保存する) と U/Use it all (全て使う)でしょうか。
これからは、私ではなく、時間が美味しくしてくれます。
私は小さな小さな力でフリフリ面倒を見ながら、全部美味しく食べる係を全力でやりたいと思います。そこは、大得意。