麻婆豆腐いろいろ
麻婆豆腐3種食べ比べというものを食べてみた
絹ごし、木綿、厚揚げ。それぞれ味付けが変わっているのが芸が細かい。
それぞれに特徴が有って美味いんだけど個人的に麻婆豆腐は木綿が美味いと思っている。(異論は認める)
肉味噌の濃い味と食感に絹ごしの柔さでは負けてしまうと感じる。
しっかりした舌触りの木綿豆腐が口の中でつぶれる時、肉味噌の濃厚な旨味と淡白な大豆の甘さが織りなすハーモニーが秀逸。
四川料理には辛さを表現する言葉が6種類もあるそうだ。
麻辣(マーラー)、香辣(シャンラー)などなど。それぞれ山椒の辛味や唐辛子の辛味、スッパ辛い辛味と定義されている。
どんだけ辛いもん好きなんだよ!
本場四川の麻婆豆腐は山椒の辛さ。ピリピリなんて生やさしいものではない。
「ビリビリ!」だ。舌が電気が走ったように痺れる。
京都北白川に「駱駝」という名の四川料理店があってビリビリ好きなマニアに大人気、いつ見ても並んでる。
ここの麻婆豆腐、ひとくち食べたら舌が痺れてしまって、そのあと何を食べても味がわからなくなってしまうほどの辛さ。
まぁ、癖になるからファンも多いんだろうが、あれだけ辛いと豆腐の種類なんて関係ないかもしれない。
肉味噌と豆腐のバランスも色々だ。
豆腐がゴロゴロとメインのもの、麻婆味噌が汁気多い目で中で豆腐が泳いでいるもの。
それぞれ特徴があって捨て難いのだが、やはり豆腐がメインになっているものは豆腐自体が美味くなければ肉味噌だけ食べているようで物足りない。
ともあれ、麻婆豆腐が日本に伝わってくれた事には感謝しかない。
だって美味しい豆腐の食べ方が増えたことは確かだもの。