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【育児】「言わなくても」の美学

こんにちは、もももと申します。

今日は約4年間の子育てを通して学んだ、私が思う「夫婦関係で大切にすべきこと」のひとつについて書きたいと思います。


まだ息子が生まれたばかりの頃。


すっかり激変してしまった生活リズム、慣れない育児、ひとつの命を預かるという重圧、色々なものが突然自分の身に起こり、想像していた「楽しくて幸せな子育て」とは全く違った現実が待ち受けていました。


「母親」ってたぶん、子どもが生まれたその日になれるわけではないのですよね(^^;)


私だけだったら、すみません((((;゚Д゚))))


息子は寝ているとき以外は常に抱っこが必要で、ベッドや床に下ろすと延々と泣き続けるような赤ちゃんでした。


家事をするにも何をするにも、抱っこ紐。首が据わって安定してからは、おんぶ紐も併用しつつ、常にコアラのように母にくっついている息子。


▼まさに常にこんな感じです(笑)


母乳やミルクは吐き戻しがとにかく多く、あまりにも体重が増えないため、子ども病院で精密検査を行い、漢方薬を試したり通院する日々。


離乳食に進んだかと思えば、食への興味が薄く、これまた全然食べない・・・。


いつも成長曲線の下をはみ出していたため、心配が尽きませんでした( ;∀;)


上手くいかない授乳。
セオリー通りに進まない離乳食。
全然増えない体重。
泣き止まない息子。
息子の泣き声にイライラする自分。


慣れない育児の疲れが重なり、息子が生後10ヶ月の頃、精神的にかなり追い込まれていたのか、突然涙が止まらなくなり、消えたい、この毎日を終わらせてしまいたい・・・気づけば日々そう思うようになっていました。


当時から夫は在宅で、育児にはそれなりに協力してくれていたと思います。


家事については何も言わず、私がお願いすれば自分で食事を用意し、子どもが泣けば抱っこをしたり、オムツも換えてくれていたと思います。


でも、当時の余裕がない私にそんな夫の良いところなど見えるはずもなく、夫に対してずっと不満を持っていました。


「なぜこの辛さを分かってくれないのだろう・・・?」

「なぜ言わないと動いてくれないのだろう・・・?」

「なぜ自分で気づいてくれないのだろう・・・?」



『言わなくても』分かってほしい



当時の私はこの気持ちがとても強く、勝手に夫に期待をして、その通りに物事が進まないと裏切られたような気分に陥り、そこから夫婦喧嘩に発展することがとても多かったように思います。


これだけ自分は頑張っている、辛い思いをしているのだから、言わなくても察してよ!夫婦でしょ!!こんな気持ちが強かったのですね(^^;)


少しのことで夫にイライラして、発言に刺々しさが出てしまう。


それを感じ取った夫も、頼まれればこれだけ協力しているのになんなんだと、またまたお互いにイライラが募る。


結果として、子どもが生まれたばかりの約1年間くらいはとても夫婦関係がギスギスしていたように思います(^^;)


そんな育児経験を通して私が学んだこと。



ドラマのような
完璧夫は存在しない(  ˙-˙  )



いやいや、ご家庭によっては「うちの夫は超完璧よ!!」という方もいらっしゃるかもしれません(;'∀')


でも、それかなりの希少種です!!
めちゃくちゃ大切にしてください(笑)


そう。


ドラマに出てくるような、何も言わずに子育てに当たり前に協力的で、家事も結構やってくれて、日頃から何かと妻を気遣い労わってくれるようなパーフェクトなプロ夫・・・。


あれは、ドラマだから出来るんですよね(;'∀')
フィクションなのです。


なぜ、言わなくても分かってくれないのか。

なぜ、自分で考えて動いてくれないのか。


私が選んだ夫なのだから、「言わなくても」気づいてほしい。


いつも、心のどこかでそう思っていました。


・・・が(;'∀')


結論から言うと、この「言わなくても〇〇」はきっぱり諦めた方が何事も上手くいくのだなと、約4年間の子育てを通して学びました。


本当にこれに尽きます。


いやいや、やっぱり理想は言わなくても子育てに当たり前に参加してほしいし、言わなくても家事に協力してほしいし、言わなくても妻を最大限労ってほしいですよ(笑)


でもこれ、結局は全部私の夫に対する勝手な期待なのですよね(^^;)


その全てが叶わないわけではないのです。


妻が今そう感じていることを、そもそも夫が知らない、気づいていないだけで、言えば案外叶ったりすることが実は多かったりします。


「言わなくても」が無理なだけなのです。


夫婦であっても思っていることはきちんと伝えなければ、まず絶対に伝わりません。言わなくても伝わる夫はかなりの希少種だと思いましょう( ;∀;)


逆に夫が私に対してこっそりこんなことを思っていたとします。


「今日の夕飯は絶対にかつ丼だ!今日はかつ丼しかあり得ないんだよ!!言わなくても分かってくれよ!!!(# ゚Д゚)」


こんな念をひたすら夫から送り続けられたとしても、まず100%気づかないですよね:( ;´꒳`;):


無理なのです。
だって私たち別の人間なのですから。


「今から食事を作りたいから、その間は子どもを見ていてほしい」

「今日はご飯が遅くなりそうだから、先に子どもをお風呂に入れてほしい」

「とにかく、何でもいいから私を褒めてほしい」


夫にやってほしいこと、言ってほしいことは、いつ、何を、誰が、と具体的に言葉で伝える。


「状況を見ればわかるでしょ!!!」


つい、余裕が無いと言いたくなりますよね(^^;)


でも、意外と「相手の気持ちを汲む」って大人であっても難しいのではないかなと思います。


「言わなくても」の美学はきっぱり捨て去る方が、無駄なストレスも減ってお互いの関係は格段に良くなると感じています。


言わなくても全てを分かってくれる運命の相手、みたいなロマンスを信じたくなるけれど、ロマンスを夢見てイライラするよりも、自分の希望を伝えて叶える方が遥かに現実的でスマートです(´艸`)


もう一度言います。


「言わなくても」勝手に妻の気持ちを汲んでくれる理想の完璧夫はたぶん希少種です。
(その逆も然りです。)


この世にはほぼ存在しません(  ˙-˙  )


「言わなくても」はスパッと諦めましょう( ;∀;)
そっちの方が断然楽です。


こんな夢も希望もないロマンスレスな夫婦関係ですが、相手に余計な期待をせずに必要なことを伝えるおかげで、夫婦喧嘩は劇的に減りました。


「言わなくても」の美学を捨てることで、生まれる新しい夫婦関係もきっとあると思います。


そしてこれは夫婦関係だけに限らず、恐らく対人関係全般で使えるスキルだと思います。


子育てや教育でつい、パートナーに対しイライラしてしまうパパさん、ママさん、会社で部下や同僚に対してイライラしてしまう社会人の方など、ぜひ試して頂けると幸いです٩( 'ω' )و 


つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)


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