なんでNISA始めたかって?歯並び悪いからですけど…
前記事で、いかに自分がつみたてNISAを始めるにあたって無知だったかを書いた。
じゃあそんな状態で、どうしてそもそも投資信託を始めようと思ったのかについて書くけど、ものすごく端的に言えば私の歯並びが悪いからである。
端的すぎた。
旧つみたてNISAの非課税期間は20年だった。その当時社会人n年目だったのでおよそ20年経った頃合いを想定すると、もし私に子供ができていたらきっとその子にいろんな自我が芽生え始める頃と重なる。その子のために使うまとまったお金を用意しておいた方が良いと思ったからだ。
つみたてNISAは積み立てた結果20年かけて原資の2倍になる位のお金の増え方をするもの、という理解でいたので、大体それぐらいの額が必要になるものを考えたときにモチベーションになるものは何だったかというと、もし本人が望むなら子どもに歯列矯正をさせてあげることであった。
私は親にとても感謝しているが、いくつか感謝している事の中でも歯列矯正をさせてもらえたことについては本当に感謝している。口を閉じることが出来なくていつも喉が渇いていて、無理やり口を閉じると顎に梅干しの種みたいなシワが出来てすごく嫌だった。矯正が終わって大人になった今、唇を閉じることもできるし口元についてあまり気掛かりに思うことはなくなった。歯列矯正は人類が生み出した叡智。
おそらく私の歯並びが遺伝したら子どもは歯並びが悪いだろう。それならば歯列矯正をさせてあげられるお金を用意しておかなければならない。学費というには足りないくらいの資金かもしれないが歯列矯正を数年するにはたぶんかなり貢献できる額には成長するのでは?それならやろうな…という気概で始めた。
もちろん、まだ見ぬ子供のためにとか、まだ見ぬ未来のために、とか、そういうなんか壮大な計画じゃなくても全然いいと思う。いま私は自分の証券口座の中身はチルドレンの歯列矯正代を除いたら老後稼いだ金をバンバン使う際の最後の砦だと思ってるもんね。稼いだお金から貯蓄の分を気にせず使ってみて〜!夢!
いろんな使い道があって構わない。お金とはそもそも生きていくために必要な経費ないし予防線としての役割だけではなく、自分の経験であったり欲しいものであったりといったものと交換するための道具であると私は考えている。投資とかよくわかんないし始めるのめんどくさいなと思っている方は、なんだか使ってみたい目的を最初に設定しても良いのではなかろうか。
たとえそれが、出会えるかわからない子の歯並びのためであったとしても、である。