7/26 杉浦康平の万物照応劇場
おはようございます。
このところ夜の読書は杉浦康平シリーズ、読むというより眺める。
10年以上前、杉浦さんの本にあった「印」を組んでみたことがありました。
チベットの須弥山の印相です。
須弥山とは仏教的宇宙観の中心にそびえる山の名前だそう。
そんなスゴイ世界観を指で表現できるってすごいと思いませんか。
唐獅子と狛(高麗)犬に目覚めたのも杉浦本からです。
世の中はかたち、自然、神事やお祭りすべてが神秘にあふれているなぁ……と思わせてくれる。
夏休みにピッタリな本、できれば学生時代に出会いたかったけれど、いやいやショローだからこそ、この本の価値が分かるというものかもね。
明治神宮で火炎太鼓を見たことがありますが、その華美な装飾に圧倒されたものです。太鼓にここまで装飾が要るのか?と。しかし、そもそもがカミサマに奉納するものと考えれば納得がいく。
三つ巴と二つ巴、奇数と偶数。奇数は陽、偶数は陰を表わす。
太陽と月。
阿と吽。
龍と鳳凰。
1対でありながら左右対称はない。
読んでいると、いろんな部分で古事記、日本神話や昔話とつながって来る。
あ~、そういうことだったのか、
あーね、そんな意味が隠されていたわけね。
ふむふむ、と夜中にひとりうなづくのであります。
そうすると、再び古事記を読み返したり、カミサマの本を開いたりといったループに入り込む。
昨日は茨城県つくば市の「高天原」について、ネット検索してワクワク。
この他にも茨城県鹿嶋市には「高天原」という地名が残っていて、近くには鹿島神宮がある。
この奇岩周辺は小学生のころ毎年お正月に登っていました。
糸島の前は熊野だったし、なぜか神話と関係の深い場所に住んでいるかも。
「場」の力、ゲニウス・ロキでそういうことに関心が向くのかしらん。
ともかく必然で読み始めた杉浦康平、この夏もう1回お勉強しようと思うとります。
ではでは、今日もご機嫌元氣な1日にしましょう。