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反芻したくなる夜

すっかり冷え込んだおかげで凛とした星空。

昨夜はとても良い夜でした。
こんな夜があるから、
朝が来るのを信じられるような。

何度も何度も反芻したくなる夜。

あたしの中から生まれた言葉が
あたしの口から放った言葉が
だれかの心の深くに届く瞬間を目撃できる。
これがどれだけ尊く幸せなことか。

大抵の言葉は空にふわりと消えてゆく。
それはきっと良いことでもある。

生まれた意味も、生きている意味も
ましてや使命なんてどうだって良いけれど、
自分と似ている誰かに出会えることは
あたしにとってはこの上ない喜びで、
それを探すために歌っているのかもしれないとも思う。

ご褒美みたいな夜をありがとう。
おかげで歌いたいことがなくならないよ。

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